コシダ

きのう、またまた里山に行きました。
曇り空でしたが、割と暖かい日でした。
三角点のある尾根道コースにあった「コシダ」をお届けします。

「小羊歯」と書きます。
ウラジロに似ており裏も白いが、より小さいと言う意味で
名付けられたようです。

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花崗岩地の痩せた尾根道を歩くとアカマツがそこここにあり、
ミツバツツジとソヨゴとコシダ、そしてネズミサシ(ネズ)が
ほとんどと言っていいほどあります。

関連する過去記事はこちら→ネズ
ソヨゴの実

ここのように、コシダはアカマツ林の林縁や、マツ枯れして
明るくなった森など、日当たりの良い乾燥した痩せ地で群生します。

アップで・・

葉裏は青白い↓

福島県以南の本州、四国、九州、琉球の太平洋側に分布します。

ウラジロ科の植物です。

ノキシノブ

昨夜降った雨も上がり、お日様が出てきて風も出てきました。
こちらは今朝は暖かかったです。
球根の芽も一段と伸びてきました。

きょうは着生羊歯の「ノキシノブ」をお届けします。
「軒忍」と書きます。

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葉はやや肉厚で先は狭まり、表は緑色、裏は淡緑色です。
葉裏には先の方に丸く盛り上がった大きな胞子が2列に付きます↓

北海道~九州の山の中から人里までの岩の上や樹の上に生えます。

ウラボシ科のシダ植物です。

ヒトツバ

昨夜はとても寒く、今朝一番に目にした光景は?!
ひゃぁ~ヾ、道路の脇に残った雪!
マンションの庭園の木々の葉もうっすらと雪化粧・・でしたが、
今は雪がたえまなく降ってきて、花壇も真っ白に覆われました。
きょうもセンター試験ですね。受験生の皆さん、頑張れ~!!

さて、きょうは実家にも生えていた「ヒトツバ」をお届けします。
ヒトツバは、本来、暖地の乾燥した岩の上や樹幹に群生する
ことが多い、常緑のシダ植物です。

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葉は立ち上がり気味で、高さ30~40センチ程です。
葉はやや硬い革質で厚みが多少あります。

葉の表面↓

葉の裏に胞子のうが付いている葉と付いていない葉がありました。

葉裏に胞子のうが付いていない葉↓

葉の裏は毛が密生しており、灰褐色でした。

また、胞子のうが葉裏全体に付いているものと、葉裏の一部にしか
付いてないものがありました。

胞子のうが葉裏全体に付いているもの↓

葉裏の一部にしか胞子のうのないもの↓

胞子のうがたくさん付いた葉ほど、柄が長く、葉の幅が狭くなる
そうです。

関東以西の本州から琉球列島に分布するそうです。

ウラボシ科の植物です。