コヒロハハナヤスリ

7月に入って、3日にクマゼミの初鳴きを耳にしました。
玄関のジャノヒゲの花も絶好調。
きょうは午前中、雨が本降り・・。
雨の中で外のお仕事されている方、お疲れ様です。
部屋の中も湿度が高く蒸し蒸し(>_<);;。

さて、きょうは・・湿った所が好きな
「コヒロハハナヤスリ(小広葉花鑢)」をお届けします。
林下の湿った場所に群生するちょっと変わったシダ植物です。
高さは15~25センチ程。
ハナヤスリは胞子嚢穂を棒ヤスリに見立てたもの。
2~6センチの卵形の葉(栄養葉)を1枚つけ、その基部から
胞子葉が1本直立します。

上部の軸両側にヤスリ状の細長い胞子嚢穂を付けます↓

本州(山形県、宮城県以南)、四国、九州、沖縄に
分布します。
ハナヤスリ科の植物です。

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クラマゴケ

季節が進み、ハクモクレンが終わりがけとなり、モクレン
台頭してきました。
我が家のベランダではハナニラが満開で、チューリップ
蕾が上がってきました。
椿も次々と咲いています。
きょうは旧暦の3月3日なので、お雛様をしまいます。
お雛様の横に飾った桃の花も、サンシュユの花に替えましたが
そろそろ終盤です。来年までさようなら~♪
そして、今朝8時前に窓を開けたら、いきなり「ホーッ、ホケキョ!」
とウグイスの声が・・、今年の初鳴きを聞くことができました(*^^)v 。

さて、きょうは10日程前に行った伊吹野の続きです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

ここで見つけた「クラマゴケ」をお届けします。
「鞍馬苔」と書きます。
鞍馬山で見つかったからクラマゴケと名付けられました。
コケという名が付いていますが、小型の常緑性シダです。

森のそばの民家の周辺の石垣の上に生えていました。

北海道、本州、四国、九州の低地~山地に分布します。

イワヒバ科の植物です。

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フユノハナワラビ

マンションのケヤキも黄葉してきました。
近くの高校の敷地内にあるイヌエンジュの実が茶色くなっていました。
クスノキの葉も一部は赤くなり、緑の実もほとんど黒色になって
いました。
黒い実をかじったら中から油がいっぱい垂れました。
クスノキの実に結構な量の油が入っていたのは新発見でした(*^^)v

さて、きょうは「フユノハナワラビ」をお届けします。
「冬の花蕨」と書きます。
晩秋から冬にかけて直立した胞子葉を伸ばし、胞子葉の姿が
あたかも花が穂状に咲いたように見えるので、フユノハナワラビと
名付けられました。

里山の草刈りがされたような日が当たる道端の草地に
生えていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さ15~30センチ程。
ギザギザがある葉の先は鈍頭で尖っていません。

胞子葉↓

密に2列に並んだ種のように見える粒々は胞子嚢で、
中には胞子がたくさん詰まっています。

本州~九州に分布するシダ植物です。

ハナヤスリ科の植物です。