オオヤマサギソウ

今朝は秋風を感じ涼しかったです。
マンションのケヤキや緑の実を付けたカクレミノ
の木からアブラゼミやクマゼミの声がしますが、
数が減ったのか全盛期より少し勢いが落ちた気がします。
南側の庭ではアカトンボの姿も見えます。
さて、きょうは・・
夏の林内で出逢った「オオヤマサギソウ」を
お届けします。
「大山鷺草」と書きます。
草丈は40~60センチ程、
茎の上部に淡緑白色の花を多数付けます。

花茎には稜が少し見えます。
革質の葉は根元付近の2枚が大きいです。

花の中央部、小さくやや褐色に2個見えるのは葯です。
長い距も特徴的です。

正面から見た全体の花の感じは、人が両腕を左右に
広げて、やや肘を曲げたような感じです。
子房のねじれがよくわかります。

花期は7~8月です。
北海道、本州、四国、九州 に分布します。
ラン科の植物です。

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ナンキンハゼの花

スーパーに出かけたら、お盆のせいか、駐車場から
混雑していました(;´д`)ゞ
台風の影響か?風が結構強く吹き、ベランダの植物を
早めに移動させました。
きょうは時期が半月ほど遅れてしまったのですが、
「ナンキンハゼの花」をお届けしたいと思います。
「南京櫨」と書きます。
かつて、ハゼノキの代わりに蝋を採るために栽培された
中国原産の木ということで名付けられました。
5~15メートル程の落葉高木です。
真ん中の木です。↓

よく見ると、花が咲いていました。
枝先に長さ6~18センチ程の総状花序を出し、
黄色の小さな花をたくさん付けます。↓

花序の上部に多数の雄花、基部に0~数個の雌花が付きます。
上の写真では少しわかりにくいのですが、雌花は3ミリ程の
柄があり、もう青い実を3~4個結んでいます。

雄花↑は長さ2~3ミリの柄があり、ガクは皿状で3浅裂し、
2~3個の雄しべがあります。(ボヤケた写真ですみません(^_^;)ゞ)

雄花も雌花も花びらはなく、雄花と雌花のどちらかが先に咲き、
もう片方が後から咲きます(雌雄異熟)。
雄花と雌花の開花の順序が木によって異なり、雄性先熟の木と
雌性先熟の木があるということです。

花期は6~7月です。
トウダイグサ科の植物です。

併せて読みたい過去記事はこちら→ナンキンハゼの実

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オシロイバナ

随分ご無沙汰してしまいました~(>_<);
三連休済んできょうからお仕事という方も、
また、お盆休み中の方もいらっしゃると思います。
連日猛暑続きのこちらですが・・、今月は棚経、
お墓参り、お施餓鬼等、お寺と関係深い八月です。
昨日、車窓から結構大きなムクゲの木から、もう、
花びらがいっぱい落ちているのを見ました。
先日行ったお墓参りでは日傘を差していても、
ドーッと顔から(-_-;)が吹き出し、お化粧もすぐ
剥げ落ちて困ってしまいました~(;´д`)ゞハァァ。。

きょうは「オシロイバナ」をお届けします。
黒い種の中に白い粉状の胚乳があることから、
「おしろい(白粉)花」と名付けられました。
下の写真右下に黒い種が見えていますネ。↓

花は夕方4時頃から開きます。なので英語ではFour o’clock、
中国語では洗澡花(お風呂に入る時間から)、
煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれるとか・・。

南アメリカ原産で江戸時代始めに渡来しました。
漏斗形の美しい花なので、観賞用に栽培されますが、
広く野生化もしています。

花径は3センチ程、筒の部分は細長く5センチ程あります。
花びらに見えるのはガクです。
雄しべ5本と雌しべ1本が、花から突き出ます。
茎は細めですが、節の部分だけ膨らんでいて丈夫です。

夜間に開き花筒が長いので、主にスズメガが吸蜜して
いるようです。
夕方に開いて翌日の朝方に閉じてしまいます。
開花期は6月~10月です。
黄色や白の他、ピンク色、絞りなどの花色があります。
オシロイバナ科の植物です。

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