オガサワラビロウ

昨日はとても暑い一日でした。
今日もかなり暑いですぅ・・(^^#);;
朝から庭にコシアキトンボが姿を見せています。
玄関やベランダの木立ベゴニアも次々と雄花から雌花に
変身しています(^^)。

さて、きょうは東山温室中央ヤシ室にある
「オガサワラビロウ」をお届けします。
小笠原諸島原産の15メートル程にもなる常緑高木です。
葉は掌状で深く切れ込んでいて、
径90~120センチ程にもなります↓。

幹は、葉柄が落ちた痕の環状模様が特徴です。
果期は1月頃。この写真も1月に撮りました↓。

艶々した深緑色の雫形の実がびっしりと付いています。
長径が3センチ程の大きな実です↓。

果肉は少なく皮の下はすぐ硬い種なので、人には食べる
ところがないらしいです。
小笠原諸島ではこの葉を「シュロッパ」と呼び、その
しっかりした繊維の葉を、屋根葺きなどに使っていた
そうです。
また、籠にも編んでいたようです。
ヤシ科の植物です。

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☆本日、mushifab更新しました。
「コシアキトンボ その2」です。
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ビランジ

昨日9日は浅草の鬼灯市ですが、今年は中止だったそうです。
キョウチクトウ の花が数日前から咲き始めました。
花期も長く旺盛な生命力を持つ、これから本番の花ですね。

さて、きょうは植物園で出逢った「ビランジ」を
お届けします。

本州中部地方の高山の岩礫地に生える高山植物です。
葉は披針形で向かい合って付きます。
若い茎や葉は暗赤色を帯びます。
花は5枚の花びらで径3センチ程。

花柄は長く、ガクは円筒状です。
茎葉に短毛があり、花柄やガクに軟毛があります。
ビランジの学名は「Silene keiskei」ですが、これは
伊藤圭介という理学博士にちなみます。
花期は7~8月です。
ナデシコ科の植物です。

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☆本日、mushifab更新しました。
「アゲハの4齢幼虫」です。
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コヒロハハナヤスリ

7月に入って、3日にクマゼミの初鳴きを耳にしました。
玄関のジャノヒゲの花も絶好調。
きょうは午前中、雨が本降り・・。
雨の中で外のお仕事されている方、お疲れ様です。
部屋の中も湿度が高く蒸し蒸し(>_<);;。

さて、きょうは・・湿った所が好きな
「コヒロハハナヤスリ(小広葉花鑢)」をお届けします。
林下の湿った場所に群生するちょっと変わったシダ植物です。
高さは15~25センチ程。
ハナヤスリは胞子嚢穂を棒ヤスリに見立てたもの。
2~6センチの卵形の葉(栄養葉)を1枚つけ、その基部から
胞子葉が1本直立します。

上部の軸両側にヤスリ状の細長い胞子嚢穂を付けます↓

本州(山形県、宮城県以南)、四国、九州、沖縄に
分布します。
ハナヤスリ科の植物です。

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☆本日、mushifab更新しました。
「ニホンカナヘビ」です。
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