ヌマダイコン

停車中、分離帯に植えられていたヒイラギの白い花
車窓から見えました。
土付きの大根が手に入ったので、昨夜、風呂ふき大根を
作っていただきました。

さて、きょうは、大根つながりで(^┰^)ゞ・・、
11月初め、林縁の木陰の湿気のある道端で出逢った
「ヌマダイコン」をお届けします。
「沼大根」と書きます。
葉の質が大根に似ることと、沼地に生えることから
名付けられました。

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高さ30~50センチでした。
茎は直立し、上の方で分枝しています。
葉は向かい合って付いていますが、茎の上の方では、
葉が互い違いに付いているのもありました。
葉は卵形で、縁に粗いギザギザがあり、
両面にまばらに短毛があります。
長さ3~6センチの葉柄がありました。

白い筒状の花が咲いていたのも一株だけ
あったのですが、ピンボケですみません^^;

花期は9~11月です。
花が終わっていた株。↓

実になっているのも
ありました。↓

黒っぽい実の先端に見える白っぽいものは、
冠毛のようで4本あります。
実は放射状に広がり、ひとつひとつはこん棒状で
長さ4ミリ程、先端からは粘物質が分泌されます。
いわゆるひっつき虫になります。

本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、琉球に分布します。

キク科の植物です。

ハイチゴザサ

北の国ではもう雪の便りが聞かれるこの頃、
こちらでは今、街路樹のイチョウ並木が目立ちます。
道路に黄色の絨毯が敷かれた光景も見られます。

さて、きょうは森の池のそばの木陰の湿地で出逢った
小さな草「ハイチゴザサ」をお届けします。
「這稚児笹」と書きます。
這う、笹のような葉をした小さな草という意味ですかね。(^_^;)
花期(9~10月)は終わったようです。

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高さ5~10センチ程。

葉は長さ8~25ミリ、幅2.5~7ミリの広披針形です。
毛がまばらに生えています。
表面の毛は葉裏の毛よりもかなり長いようです。

本州(関東以西)、四国、九州に分布します。

イネ科の植物です。

カラスザンショウ

買い物に出ようとした際、マンションの一角に2日程前から
咲き始めた1輪のピンクのガーデンシクラメンの花が、
朝からの雨にも負けず元気な姿を見せていました。

きょうは11月初めに行った里山で出逢った
「カラスザンショウ」をお届けします。
「烏山椒」と書きます。
サンショウに似ていますが大型で、人に利用される
ことが余りないので「カラス」というのが前につき、
名付けられたようです。
何だかカラスも気の毒なような・・ (^^);;

崩壊地や伐採跡などに生えます。
高さ6~15メートル程になる雌雄異株の落葉高木です。

樹皮は灰褐色で幹や枝に短く鋭い刺が多い。
古い木になると刺はなくなり、刺の基部のいぼ状突起
だけが残ります。↓

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上の方を仰ぐと・・
若い枝は緑色で、刺があります。
葉は互い違いに枝の上部に集まって付きます。

長さ30~80センチの奇数羽状複葉で、
葉の縁に浅く鈍いギザギザがあります。
葉の中軸には刺があります。

実は径7ミリ程の球形で、緑色から紅紫色になります。
熟すと中から種が・・。
写真ほぼ中央、黒い種が3つ見えますか?↓

本州、四国、九州、沖縄に分布します。

ミカン科の植物です。