ヤツデ

あちらこちらで紅葉便りが聞かれます。
渋滞にもめげず紅葉狩りに行かれた方もたくさんいらっしゃる
でしょうね。
マンションのケヤキは見頃は過ぎ、風にはらはら舞い散っています。
街路樹のイチョウの黄色の落ち葉も風に追い立てられるように
音を立ててランニングしていました。
あすはグッと気温が下がるとのこと・・。
そろそろ冬支度しなくては・・。

きょうは冬の花「ヤツデ」をお届けしたいと思います。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

花がボール状に付いていますが、ひとつの花は白くて小さく
径5ミリ程です。
開花前期(雄性期)の花では5枚の花びらと5本の雄しべがあります。

小さな花の真ん中のクリーム色の花盤には、たくさんの透明な
蜜の粒が見えます。

ヤツデは花が少ない冬の時期に、甘い蜜で昆虫をおびき寄せる
虫媒花です。
中でもハエが花粉を媒介する「ハエ媒花」だそうです。

花びらと雄しべが落ちると、雌しべの柱頭が伸びて
開花後期(雌性期)になります。
若い実です↓

球形の緑の実は径8ミリ程ですが、後に黒く熟します。

本州(茨城県以西)、四国(太平洋側)、九州(南部)の林内に
生えます。

ウコギ科の植物です。

過去記事はこちら→ヤツデの花

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