原種チューリップ

11日に大地震と大津波が発生、東北、関東はじめ被災地の皆様には、
心からお見舞い申し上げます。
既に4日経っていますが、いまだに余震をはじめ原発のこと、
連日胸が痛む不安な報道がされています。
TV等見るにつけ、被害の大きさに言葉もありません。
不安な気持ちで過ごされている方々が、一日も早く落ち着く日が
来ますようにと祈らずにおれません。
こちら名古屋は被害もなく、何か申し訳ないような複雑な気持ちです
が、きょうもすぐそばの高校から、運動場で何か競技会をやっている
のか?若人の歓声が上がっていました。
また、ホームセンターに立ち寄ったら、防災グッズをはじめ、キッチン
用品等々、個数制限で販売されており、既に品切れで入荷は未定という
ものも続出で唖然としました。

きょうは復旧への祈りも込めて、「原種のチューリップ」を
お届けします。

去年の秋に初めて原種のチューリップを植えてみました。
気温の高かった先日、花開きました。
普通のチューリップはまだ、葉が伸びている程度ですが、
この原種のチューリップは早々と開花してくれました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

えっ?これがチューリップ?
と思うほど、普通のチューリップと比べると、ずんぐりした感じを
受けますが、結構けなげで愛らしいチューリップです。

球根も親指の先ほどしかなく、小さいものでした。

我が家のは、茎は短く、葉は線状で、カップ状の花を開いています。
ピンク色の花が開くと真ん中の黄色の部分が目立ちます。
雌しべは1本、雄しべは6本です。

この我が家の原種チューリップは、多分、トルコからイラクあたりの
中近東に自生しているチュリパ・フミリスではないかと思うのですが?

チューリップの原種は、地中海沿岸から中央アジアにかけての
北緯40゜地帯に広く分布しているそうです。
約150種程が確認されているようです。

ヒメオドリコソウ その2

今がスギ花粉の飛散はピークだとTVで言っていました。
おお~っ、こわっ!
外出の時は完全武装で・・^^;;

寒の戻りか、寒い日が続いていますね。
でも、寒くても日当たりの良い道端や空地では、スイセン、ハコベ、
ハルノノゲシ、ヒメオドリコソウ等が咲いています。

きょうは、以前にも取り上げたことのある「ヒメオドリコソウ」を
もう一度お届けします。

薄いピンク色の唇形の花で模様があります。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

上部の葉も葉柄を持っています↓

そして茎は四角ばっています。↑

葉は向き合って付いており、その次は90度ずれて
また向き合って付いています。

花も葉も毛深いです。↓

もっとアップにしてみましょう。↓

雌しべ1本、雄しべは4本ですね。

道端や空地、畑などでよく見られる植物です。

花は2~6月頃まで咲きます。

シソ科の植物です。

過去記事はこちら→ヒメオドリコソウ

ナズナ

昨日に続き、お天気は良くても風が強く吹き、寒いです。
三月は風が強い日が多いもの・・そうですね・・。
でも強い風はやっぱり勘弁してよ~(泣)

さて、きょうは道路際に咲いていた「ナズナ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

撫でたいほど可愛い花の意味、撫菜(なでな)からナズナに、また、
夏になると枯れること、つまり夏無(なつな)からナズナに等、
諸説あるようです。

三角の実の形が三味線の撥(ばち)に似ていることから、また、
「ぺんぺん」は三味線を弾く擬音語から、別名はぺんぺん草、
あるいは三味線草と言います。

昔、よく子どもの草花遊びに使われました。
ここで<ぺんぺん太鼓>の作り方を紹介します。
三角の実を茎から切らないように順に下に引き下げます。
ブラブラになった実を耳元で、でんでん太鼓のように、クルクル
回すとサラサラと音をたてます。

草丈は10~ 40センチ程。花期は2~ 6月。

4枚の白い花びらを持つ直径3ミリ程の小さな花を多数付けます。
下の方で花が終わって種ができる間も、先端部では次々と蕾ができて
花が咲きます。

花は直径5ミリ程の十字形の花です。
がく片4枚、花びら4枚、雄しべ6個、雌しべ1個でした↓

実は長い柄のある三角形?軍配形?ハート形?↓

茎に互い違いに付いています。

実は次第に膨らんで、2つに割れて種子をばらまくそうです。

また、3月くらいまでの若い菜は食用になるそうです。

北海道~奄美・琉球に分布します。

アブラナ科の植物です。