ハシカグサ

サクラやケヤキの葉もハラハラと落ち、すっかり秋になりました。
虫の音も心地よく聴こえます。

さて、きょうは「ハシカグサ」をお届けします。
「麻疹草」と書きます。
名の由来は、葉が乾くと赤褐色に変わる様子が、麻疹(はしか)の発疹に
似ているので・・という説があるようですが、はっきりしません。

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小さな壷のような白い花は先が4つに裂けています。

葉は向かい合って付いています。

葉の両面にまばらな毛があり、葉裏は白っぽく見えました。

ガクには密生した毛がありました。

北海道~九州の山野のやや湿った林の中や道端などに生えます。

アカネ科の植物です。

ヤマハハコ

十月に入って最初の土曜日、秋らしい良い日和となりました。
皆さん行楽に出かけられたのか? 静かです^^。
隣の雑木林のアベマキが風のそよぎで白い葉裏を見せています。
きっと、もう、丸っこいどんぐりも付けていることでしょう。

さて、きょうは愛読者の要望にお答えし、先回掲載した写真に
写っていた白い花をご紹介しましょう~♪

それは「ヤマハハコ」でした^^。

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「山母子」と書きます。
山にあって、ハハコグサに似ていることから名付けられました。
山の日当たりの良い道端や草地に生えます。
ちょっとドライフラワーっぽい。

高さ30~70センチ程で、細長い葉は互い違いに付いています。
茎や葉は灰緑色に見え、茎や葉の裏には白い綿毛が密生しています。

白い花びらに見えるのは花びらではなく、苞だそうで、
本当の花は中心にある黄色の花です。

本州の中部地方以北~北海道に分布しています。

キク科の植物です。