きのう久々に動物園に行ったらゾウが水浴びをしていました。
暑い日でしたし、とても気持ち良さそうでした。
コアラも珍しくよく動いていました^^。
コアラ舎の前にブラシノキが咲いて綺麗でした。
さて、きょうも海辺の植物の続き・・「ツルナ」をお届けします。
「蔓菜」と書きます。
茎がつるのように地を這って、新芽や葉が菜っ葉のように
食べられることから名付けられました。
「ハマヂシャ(浜千舎)」または「ハマナ(浜菜)」とも言います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は肉厚で柔らかく、三角形状で柄があり、互い違いに付いています。
葉の脇に6~7ミリの花をつけます。
花びらのように見えるのは、じつはガクで花びらはないそうです。
ガクは4~5裂していて、内側が黄色です。
この写真では、雌しべの先は5つに分かれ、雄しべは8つほど見えます。
葉の表面がギラギラ光って見えますが、それは毛ではなく、
葉の表面にある細胞の小さな粒々なのだそうです。
でも、砂粒?塩粒にも見えてしまう~(^^;;)
葉は江戸時代の「大和本草」にも記されているそうで、
古くから食用とされてきました。
亡き母がよくツルナを食卓に出してくれました。
そういえば、最近は全然食べてないなぁ・・今も売ってるのかしら?
漢方では蕃杏(ばんきょう)という生薬として利用されているようです。
日本全土の太平洋側の海岸に自生します。
ツルナ科の植物です。