アオミズ

早朝の雨も上がり、秋晴れの一日となりました。
舗道にはイチョウやトウカエデやサクラの落ち葉が
モザイクのように散らばっていました。
庭の一角には色とりどりの小菊が・・。
いい季節ですね~^^v

さて、きょうは里山にあった「アオミズ」をお届けします。

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山地の湿り気のある所に生えていました。
草丈は30~50センチ程です。
茎は緑色でほぼ直立していますが、水分を多く含んだ感じで、
全体的には柔らかい雰囲気です。

茎を触ったら角張っていました。

葉は向かい合って付き、長さ3~10センチ程の卵形です。
葉柄は長くて、葉裏はやや白っぽく、葉の3主脈が目立っています。
葉の縁に3角形のギザギザが5~10対あり、先が尾状に尖っています。

葉と葉柄の付け根に毛が生えていました。
葉の脇に短い花柄を出し、小さな花を多数付けます。

少し赤っぽく見えるのは雄花で、葯は白色。
緑色のは雌花で、雄花と雌花が混在することもあります。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

イラクサ科の植物です。

パンパスグラス

このあいだ、何十年ぶりかの同窓会などあり、所用も重なって
何かと落ち着かず更新が滞りました^^;
きょうは雨の中を縫って、時折お祭りの声が聞こえてきたり
しましたが・・比較的静かな一日でした。

きょうは「パンパスグラス」をお届けします。

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パンパと呼ばれる南米の草原地帯に自生しているので名付けられました。

原産地はブラジル、アルゼンチン、チリなどです。
日本には明治時代に入って来て観賞用に栽培されています。
別名は「シロガネヨシ」というそうです。

背丈が2メートル程になり、ススキの穂をゴージャスにしたような
フサフサした乳白色の分厚い穂を付けます。
生け花やフラワーアレンジメントの材料としても、よく使われています。

開花期は9~10月で、日当たりを好みます。

イネ科の植物です。

カラスビシャク

きのうの雨のせいか、きょうは湿度が高かったように思います。
ベランダで蚊に刺されました(泣)。
近所の藪に咲くツユクサの青い色が綺麗でした。
夕方6時頃、ベランダの方からツクツクボウシの声がしました。
夕飯を食べ終わる頃、またまたマツムシの声がし、まだ今も
しきりに鳴いています。
ここのところ、毎日、夜通し鳴いているようです。
雄は大変ですね(u_u;)。

さて、今月初めに瀬戸に行った時に見つけた植物のひとつ、
「カラスビシャク」。
もう花期も終わりなのか、林の中に一つだけ・・。
きょうは「カラスビシャク」をお届けします。

「烏柄杓」と書きます。
花の形を柄杓(ひしゃく)に見立てて、人が使うには小さい、
ということでカラスの名をあてて名付けられました。
中国からの帰化植物です。

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高さは30~40センチ程です。

先にムチのようなものが付いたラッパみたいな形のものは苞
といって、この中に花や実が付きます。

茎の先に長さ6~7センチ程の筒状で上部が開いた緑色の苞(仏炎苞)
をつけます。

3つの小さい葉が集まってひとつの葉になっています。

その他、特徴として葉柄の途中に小さなムカゴがつくらしい。

畑や路傍、山地の道端などに生えます。

土の中の塊茎は「半夏(はんげ)」と呼び、漢方の生薬になります。
漢名である半夏(はんげ)は、夏の半ばにカラスビシャクの花が
開花するためにそう名付けられました。
カラスビシャクが生える7月2日頃が七十二候でいう「半夏生」です。
この「半夏生」は、烏柄杓のことを指すのですね。
花期は5~8月です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

サトイモ科の植物です。

おまけ:実家の玄関脇にあったカラスビシャク(5月初め)↓

・・・

8月初めに実ができました(薄茶色のは、一つ葉の葉裏)↓

実のアップ↓