ヨモギ

先日の「山の日」にお墓参りに行きました。
とても暑い日でしたが、墓地には人が三々五々行き来していました。
明日は、お寺に施食会法要に参ります。
そうそう、今朝、玄関先にクダマキモドキの姿を見かけました。
クダマキモドキに興味のある方はこちらへ→☆むしふぁぶ

さて、きょうは「ヨモギ」をお届けします。
別名「モチグサ」と呼ばれて、昔からお団子や草餅、よもぎ餅
などで親しまれている薬草でもありますね。
四方に根茎を伸ばして繁茂するという意味から、四方草(よもぎ)
という説や、良く燃えるということから善燃草(よもぎ)という
説があります。
また、葉裏の毛を集めたものが、燃え草という意味から艾(もぐさ)
といい、それに葉がついて艾葉(がいよう)という漢名が生まれた
とのことです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

道路脇に生えていました。
菊に似た葉は互い違いに付き、形は楕円で羽状に深く裂けています。
葉裏は毛で覆われ、灰白色をしています。
葉の付け根に小さな葉があります。

その他、花粉症の原因植物の一つとしても知られています。

本州~九州に分布します。

キク科の植物です。

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きょう、更新しました!

☆<fabからのお知らせ②>☆
この度、野外植物が500種ほど検索できるサイトを開きました。
ご活用いただければ幸いです。
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ウラシマソウ

きのうはマンションの春の大掃除でいい汗をかき、午後から
ある出番があり、冷や汗をかき(笑)・・で忙しい一日でした。
きょうは真夏日になるとか・・もっと大汗をかくかしら?(笑)

さて、きょうは長いことお付き合いいただきましたが、
筑波山でであった植物の最終回となります。
「ウラシマソウ」をお届けしたいと思います。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

何やら花の中から細長い糸状のものが外へ向かって
伸びていますね。
この様子を浦島太郎の釣り糸に見たてて、名付けられました。

じゃぁ、「オトヒメソウ」はないのかな?って思いました(笑)。
残念ながら乙姫草?はないようですが、アマモ(海草)の別名が
「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」というようです。
先人の想像力には全く脱帽ですネ(^_^)。

脱線してしまいましたが(~_~;)・・・  ウラシマソウの
葉は10枚前後の小さい葉を持つ鳥足状複葉(一枚の葉が
小さな葉に分かれている)で、花よりも高い位置に葉が
付いています。
葉の縁はやや波打っています。

花は暗紫色の「仏炎苞」で包まれており、この中の
「付属体」の先が長く伸びたものが「浦島太郎の釣り糸」
にあたります。
付属体の根元部分には本当の花がありますが、仏炎苞を
裂かないと見えません。
花の時期は4~5月です。

北海道(日高・渡島)、本州、四国、九州(佐賀県)に
分布します。

サトイモ科の植物です。

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ミミガタテンナンショウ

こちらは昨日に続き、夏日になりました。
ベランダにキュウリを植え付けたので、毎朝の水やりに
気が抜けません(^^;)。

さて、きょうも筑波山の植物「ミミガタテンナンショウ」を
お届けします。
「耳型天南星」と書きます。
仏炎苞の開口部の下端が横に大きく張り出していて耳のように
見えることから名付けられたそうです。
「仏炎苞」はミズバショウと同じく、小さな花を周囲に
密生させた棒状の花穂を苞葉が包みこんでいるもので、仏様の
後背の仏炎に似ているためこのようにこう呼ばれます。

あ、そうそう、「天南星」とは中国で夜空に広がる星の
意味で葉の広がる様子をたとえたもの・・だそうです。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

写真がこれ一枚しかなく、張り出しが少し見づらくて
すみません。

山野のやや明るい林の縁や藪に生え、草丈は40~80センチ
程です。
花(仏炎苞)は葉に先駆けて咲き、時期は4~5月です。
直立した茎頂に1個の仏炎苞に包まれたユニークな姿です。
葉は2枚で鳥足状に付いており、やや波打っています。

本州(岩手県と宮城県の太平洋側と関東地方と山梨県の低山地)、
四国西南部に分布します。

サトイモ科の植物です。

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