ウラシマソウ

きのうはマンションの春の大掃除でいい汗をかき、午後から
ある出番があり、冷や汗をかき(笑)・・で忙しい一日でした。
きょうは真夏日になるとか・・もっと大汗をかくかしら?(笑)

さて、きょうは長いことお付き合いいただきましたが、
筑波山でであった植物の最終回となります。
「ウラシマソウ」をお届けしたいと思います。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

何やら花の中から細長い糸状のものが外へ向かって
伸びていますね。
この様子を浦島太郎の釣り糸に見たてて、名付けられました。

じゃぁ、「オトヒメソウ」はないのかな?って思いました(笑)。
残念ながら乙姫草?はないようですが、アマモ(海草)の別名が
「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」というようです。
先人の想像力には全く脱帽ですネ(^_^)。

脱線してしまいましたが(~_~;)・・・  ウラシマソウの
葉は10枚前後の小さい葉を持つ鳥足状複葉(一枚の葉が
小さな葉に分かれている)で、花よりも高い位置に葉が
付いています。
葉の縁はやや波打っています。

花は暗紫色の「仏炎苞」で包まれており、この中の
「付属体」の先が長く伸びたものが「浦島太郎の釣り糸」
にあたります。
付属体の根元部分には本当の花がありますが、仏炎苞を
裂かないと見えません。
花の時期は4~5月です。

北海道(日高・渡島)、本州、四国、九州(佐賀県)に
分布します。

サトイモ科の植物です。

☆むしふぁぶテスト中

ミミガタテンナンショウ

こちらは昨日に続き、夏日になりました。
ベランダにキュウリを植え付けたので、毎朝の水やりに
気が抜けません(^^;)。

さて、きょうも筑波山の植物「ミミガタテンナンショウ」を
お届けします。
「耳型天南星」と書きます。
仏炎苞の開口部の下端が横に大きく張り出していて耳のように
見えることから名付けられたそうです。
「仏炎苞」はミズバショウと同じく、小さな花を周囲に
密生させた棒状の花穂を苞葉が包みこんでいるもので、仏様の
後背の仏炎に似ているためこのようにこう呼ばれます。

あ、そうそう、「天南星」とは中国で夜空に広がる星の
意味で葉の広がる様子をたとえたもの・・だそうです。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

写真がこれ一枚しかなく、張り出しが少し見づらくて
すみません。

山野のやや明るい林の縁や藪に生え、草丈は40~80センチ
程です。
花(仏炎苞)は葉に先駆けて咲き、時期は4~5月です。
直立した茎頂に1個の仏炎苞に包まれたユニークな姿です。
葉は2枚で鳥足状に付いており、やや波打っています。

本州(岩手県と宮城県の太平洋側と関東地方と山梨県の低山地)、
四国西南部に分布します。

サトイモ科の植物です。

☆むしふぁぶテスト中

オオサンショウソウ

朝方、雨が降る前、ケヤキに一羽のヒヨドリの姿を見ました。
かなり長く、羽づくろいをしていました。

きょうは可児川左岸の湿った山道で出逢った
「オオサンショウソウ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「大山椒草」と書きます。
サンショウソウよりも大型で葉の形がサンショウの葉に似ているので
そう名付けられました。

湿り気のある山地や林縁の木陰に生えます。
長い茎を分枝させながら横に這っていました。

よく見ると、淡緑色の球状のものが付いています。
どうやら雌株だったようで、葉の脇にほとんど柄のない
雌花を付けていました。↓

後から調べてわかったことですが、多くは雌雄異株ですが、
中には雌雄同株もあるようです。
雄株の花や雌雄同種の株も見たいものです。
花期は4~6月。

さて、葉は卵状楕円形で長さが4センチ程です。
互い違いに付き、縁には4~5個のギザギザがあり、葉柄はごく短い。
葉先が尖っているのが特徴です。

葉の表は深緑色で針状の伏毛が散在しており、葉裏は淡緑色で
ほぼ無毛。↓

岐阜県以西の本州、四国、九州、沖縄に分布します。

イラクサ科の植物です。