ナガミヒナゲシ

今朝はマンションの庭の大掃除日でした。
落葉高木が何本もあるので、側溝に溜まった濡れた
枯葉の除去が結構大変でした。
毎年、春秋2回住民総出で行います。
綺麗になった庭ではヒヨドリの声が聞こえてきます。

さて、きょうは道端やアスファルトの割れ目でよく見かける
オレンジ色の花を付ける可愛らしい「ナガミヒナゲシ」を
お届けします。
「長実雛芥子」あるいは「長実雛罌粟」と書きます。
実が細長くケシのような花を付けるので名付けられました。
地中海原産の帰化植物です。
最初に発見されたのは1961年東京都世田谷区で、
輸入作物にその種が混じっていたことから広まったようです。

草丈は15~60センチ程。
茎や葉には毛があり、根生葉はロゼット状で、
茎葉は羽状深裂して互い違いに付いています。

写真左端には蕾が写っています。
蕾は最初、下を向いていますが、だんだん上を向き、
花開きます。
花びらは普通4枚です。
花期は4~5月。
写真右部分に実が3つ写っています。
実は径8ミリ、長さ2センチ程の円柱形で先に6~8本程の
放射線のある柱頭があります。

実が熟し茶色になって乾燥すると、実の上部の
蓋の隙間が開いて、種が出ます。
ひとつの実の中には1000~2000粒ほどの種が
入っているそうです。

ケシ科の植物です。

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☆本日、mushifab更新しました。
「ナミテントウの蛹」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(*^^*)。

ハルザキヤマガラシ

桜も終盤を迎え、今はチューリップが満開です。
よく通る交差点の一角に黄色のコメツブツメクサ
群生していました。
きょうは・・きのう、河川敷で出逢った黄色の花、
「ハルザキヤマガラシ」をお届けします。
橋の上から見たら、黄色の花の群落が・・。
最初、菜の花かな?ともチラッと思ったのですが、
季節がちょっとズレてるかな?と思いつつ、
カメラ越しに見ると、どうも違います。
河川敷には降りられなかったのですが、
調べたら「ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)」
でした。

ヨーロッパ原産で、我が国へは明治時代に渡来し、
植物園で栽培されていたそうです。
1960年に帰化植物となったそうです。

雨上がりで、風が結構吹いていました(^_^;)

長角果が見られます。

中部以北に多く、牧草地、田畑、荒れ地、道端
そして河川敷によく見られます。
伊吹山でもドライブウェイを通じて2000年頃から侵入し
4月中旬~6月中旬まで咲いているそうです。
あまり勢いが良すぎて嫌われ、日本の侵略的外来種
ワースト100にはいっているそうな・・。

アブラナ科の植物です。

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クリスマス・ローズ その2

きょうは曇りがちのお天気で、体感的には少し寒く感じられます。
でも、ベランダの桃の蕾も日に日に赤味を帯びてきました(^-^)。

地植えのクリスマス・ローズに出逢いました。

クリスマスローズという名は、クリスマスの頃に開花する
「ヘレボルス・ニゲル」だけを指して付けられた呼び名ですが、
多くの品種は、クリスマスの頃ではなく、
春に開花(1月~4月)します。
東ヨーロッパや西アジアの原産です。

花びらに見えるのはガクです。
高さは10~50センチほど。

キンポウゲ科の植物です。

過去記事はこちら→クリスマス・ローズ

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