ヤエムグラ

ここんとこ、朝から夕方までカラスやキジバト、ヒヨドリに
スズメにカラ類の声がよく聞かれます。
バードウィークに少し早いけど・・(^^;)。

きょうは、土手で出逢った「ヤエムグラ」をお届けします。
「八重葎」と書きます。
何重にも重なって群がって茂ることから名付けられました。

道端や空き地や荒地にも生えています。
花が咲いていました。
4裂した淡黄白色の花は、径1.5ミリ程と
小さく地味な花です。↓

茎は柔らかく断面は四角形で、茎の稜に沿って下向きに
小さな棘がたくさんあり、お互い同士や、他の植物に
寄りかかり、棘を引っ掛けながら立ち上がります。
葉は6~8枚が輪生しているように見え、長さ1~3センチ、
幅1.5~4ミリの広線形または狭倒披針形で、先は棘状に尖り、
葉縁と葉裏の主脈には下向きの棘があります。
茎葉を触るとネバネバ ザラザラしています。
葉は6~8枚あるように見えますが、実際は葉が1対2枚で、
残りは托葉が大きくなったもので、偽輪生と言います。
実が付いているのも見つけました。↓

径2ミリ程の丸い実は2つ並んで付き、表面には鉤状の毛が
生えており、くっつき虫として動物の毛などについて散布
されます。
花期は4~6月。
日本全土に分布します。
アカネ科の植物です。

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「クサギカメムシ」です。
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オオケタデ

昨日は朝から雨、気温も上がりませんでしたが、
隣りの雑木林の剪定が急に午後から始まりました。
クレーンの箱?に乗った作業の方が、高枝切り鋏を
持って奮闘しておられました。
下草も刈られて数年ぶり?にスッキリしました。
日が射すようになれば、また、いろんな植物が
生活できるようになるでしょう。

さて、きょうは・・里山の畑の日当たりのいい所で
出逢った「オオケタデ」をお届けします。
「大毛蓼」と書きます。
大型で全体に軟毛が多いことから名付けられました。
別名を「オオベニタデ(大紅蓼)」とも言います。

アジア(中国南部、インド)の原産の帰化植物で、
江戸時代に薬用、観賞用として渡来し栽培され、
今では逸出し野生化もしています。
高さは1.5~2メートル程です。

葉は互い違いに付き、大きな卵形で長い葉柄があります。
茎の先の大きな花穂に紅色の小花が密生し下垂れします。
花期は7~10月です。
タデ科の植物です。

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スズメウリの花と実

きょうから2週間、秋の読書週間ですね~。
最近、本読んでますか?
私は「渦」など2~3冊読みました。
「渦」は面白く4日で読み終わりました。
やはり本はやめられません(^^)。

さて、きょうは里山で出逢った「スズメウリの花と実」を
お届けします。
「雀瓜」と書きます。
カラスウリ」と比べて実が小さいから、「スズメウリ」と
呼ばれているという説と、実がスズメの卵に似ているからと
いう説があります。

つる性で、山野のやや湿り気のある所や水辺などに
生えています。

白色の星形の花が雄花で、直径6ミリ程です↑。
その下にぶら下がっているのが
雌花で、すでに受粉後ですが花は落ちずに残っている
左のものと、花が落ちて子房のみとなった右のものが
撮れました。
8月~9月に咲きます。

葉は長さ3~6センチ、幅4~8センチの三角状卵形で薄く、
ときに浅く3裂します。
縁にあらいギザギザがあり、基部はやや心形です。

スズメウリの実は直径1~1.5センチ程の球形か卵形です。
緑の実が熟すとだんだん灰白色になります。

本州、四国、九州に分布します。
ウリ科の植物です。

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