スイバ

マンションの染井吉野も昨日の雨上がりの風で、ハラハラと
散り急ぎ、そろそろ終盤となりました。
毎年のことですが、この後、枝垂桜、八重桜も咲いて散るまで、
なんだか心が落ち着かないのは、私だけでもなさそうです。

ひさかたの 光のどけき 春の日に
 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ

確か、平安時代の『古今和歌集』紀友則の作でしたね。

昨日、街路樹の白のハナミズキがもう咲いていました。
ここ一週間ほど前からケヤキやアベマキの葉の展開が著しいです。

さて、きょうは人里の野原に群がって生えていた
「スイバ」をお届けします。

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「酢葉」と書きます。
茎や葉がシュウ酸を含んでおり噛むと酸っぱいことから
名付けられました。

新芽は食用になり、甘酸っぱい味。
味噌汁の具、甘みそあえ、おひたし、一夜漬、サラダ、
お茶、ジャムなどに利用するそうです。
茎葉にシュウ酸を含むため、一度にたくさん食べ過ぎない
ことが肝要です。

10センチ程の葉の基部が矢じり形で、茎の上部では
茎を抱いています。

雌雄異株です。

スイバのロゼットが紅葉していました↓。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

タデ科の植物です。

シデコブシ

気温も上がり、朝から桜並木の道はお花見の人たちで
にぎわっていました。
あす、あさっては入学式もあるようで、何とかお天気が
もってくれると良いのですが・・。

さて、きょうは「シデコブシ」を紹介します。
最近、こちらでは栽培種が街路樹にもよく使われています。
里山の、あるお宅の庭に咲いていました。

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園芸用の苗木を植えられたのでしょうが、あまりに綺麗なので
≧[◎]oパチリさせていただきました。

「四手辛夷」と書きます。
花の形が「しで」(四手、紙垂)に似たコブシのような花を
付けることから名付けられました。

花色は白またはピンク色で、直径は6~11センチ程です。

葉が出る前に花が咲き、花びらは9~25枚程あるそうです。

本州の愛知県、岐阜県、三重県の一部にのみ分布します。
丘陵地の水がしみ出す湿地などに自生しています。
自生種は絶滅危惧II類になっています(愛知県、岐阜県)。
三重県では絶滅危惧IB類です。

モクレン科の植物です。

シナミザクラ

きょうは風もほとんどなく晴れて、絶好のお花見日和、
マンションのソメイヨシノもチラホラ咲いています。
じつは日曜日に出かけた里山で、思いがけず満開の早咲きの桜に
出逢うことができ、早々とお花見してきました(*^^)v。
栽培品だと思いますが、とても見応えがあり、しばし見とれました。

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うっとり~すばらしい~~

・・・

調べたら、「支那実桜」と書いて「シナミザクラ」のようです。
中国原産で、実はサクランボとして食べられるようです。
雄しべが沢山あり、長く突き出ています。

なんだか春から縁起が良さそう~♪

バラ科の植物です。

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