ミミガタテンナンショウ

こちらは昨日に続き、夏日になりました。
ベランダにキュウリを植え付けたので、毎朝の水やりに
気が抜けません(^^;)。

さて、きょうも筑波山の植物「ミミガタテンナンショウ」を
お届けします。
「耳型天南星」と書きます。
仏炎苞の開口部の下端が横に大きく張り出していて耳のように
見えることから名付けられたそうです。
「仏炎苞」はミズバショウと同じく、小さな花を周囲に
密生させた棒状の花穂を苞葉が包みこんでいるもので、仏様の
後背の仏炎に似ているためこのようにこう呼ばれます。

あ、そうそう、「天南星」とは中国で夜空に広がる星の
意味で葉の広がる様子をたとえたもの・・だそうです。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

写真がこれ一枚しかなく、張り出しが少し見づらくて
すみません。

山野のやや明るい林の縁や藪に生え、草丈は40~80センチ
程です。
花(仏炎苞)は葉に先駆けて咲き、時期は4~5月です。
直立した茎頂に1個の仏炎苞に包まれたユニークな姿です。
葉は2枚で鳥足状に付いており、やや波打っています。

本州(岩手県と宮城県の太平洋側と関東地方と山梨県の低山地)、
四国西南部に分布します。

サトイモ科の植物です。

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