ハラン

日中は残暑が厳しく、まだゴーヤやミニバラをはじめベランダの
植物に毎日の水遣りが欠かせません^^;

きょうは、私の実家の庭に昔からある「ハラン」をお届けします。
「葉蘭」と書きます。

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庭に2箇所と勝手口に1箇所生えています。

日陰を好む植物です。

この幅広い大きな葉っぱは、おにぎりや遠足のお弁当、お寿司
などを作る時、いつも活躍してくれます。
葉に防腐防菌作用があるためですね。

葉は常緑で、薄いですが硬く艶があり、長さ50センチ程で、
左右は非対称です。

中国原産で江戸時代初期に渡来したそうです。

春に目立たない花が咲くそうですが、まだ見たことがありません。
葉の根元に咲き、繁った大きなハランの葉を押し上げないと、
見えないようです。
花も是非、見たいものです。

ユリ科の植物です。

ケカモノハシ

こちらは昼間とても暑かったです。ふ~(^_^;;)。
おかげで蚊も出て、蚊取り線香が大活躍。
まだまだ蚊取り線香は手放せません(*_+ )
また、きのう、早朝の空にコウモリの姿を見ました。
夜、コウモリが飛んでいるのを見たことは何度かあるのですが、
明け方見たのは初めてです。巣へ帰る前だったのかな・・。

さて、きょうは海浜の植物を紹介します。
海の砂地の植物にしては珍しく、背丈が高めの植物が一叢
生えていました。

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ケカモノハシでした。
「毛鴨嘴」と書きます。

花穂をアップ↓

花穂は1本に見えますが、その花穂を横にずらすと、あら、不思議!
このように2本に割れてしまいました。↓

指入り写真でごめんなさい^^;

それが鴨のくちばしに見えることから、カモノハシと名付けられました。
そして、毛が花穂はじめ葉や茎にも生えているので、ケカモノハシと
名付けられました。
この毛が潮風や乾燥から身を守っているのかな。

北海道から九州の海岸砂地に生えています。

イネ科の植物です。

コウボウムギ

ベランダのアマリリスがおとといから咲き始めました。
今年は花数が多いです^^。

きょうも知多半島で最大の海浜植物の群落がある海岸から
「コウボウムギ」をお届けします。

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「弘法麦」と書きます。
麦の穂のような形で、昔、この地下茎の節に残っている繊維を採って
筆を作ったので、筆ならば弘法大師ということで、名付けられたようです。

別名はフデクサとも言うそうです。

海岸の砂地に地下茎を伸ばして群落をなしているコウボウムギ。
砂地は塩分を含んでいるため、長い、時には数メートルもの
地下茎を伸ばしています。
砂山の切込隊長みたい・・これが生えると砂地が安定して、
他の植物も生えやすくなるそうです。
比較的広い砂浜にしか見られないようですが、年々、海岸が
工事などで削られてしまい数が減少しているそうです。

雌雄異株です。

写真は雌株です。
花の時期はもう終わっていたようです^^;
春4月の砂丘植物の春告げ花は”コウボウムギ”だそうです。

カヤツリグサ科の植物です。