サンカクヅルの花

台風も去り、日本列島はきょうは晴れの所も多いとか・・。
遅まきながら、台風の被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
私の方では被害もなく、今朝は早くからセミの大合唱に加え、
キリギリスの鳴き声も聞こえています。
こちらのきょうの気温予測は35度超えとのこと・・。

さて、きょうも面の木峠の途中で出あった植物をお届けします。
林縁を歩いていたら、サンカクヅルに出あいました。

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よく見たら花が咲いていました。

円錐形で淡黄緑色の小さな花が付いています。

花だけでなく一部は若い実になっていました↓

雌雄同株です。

本州、四国、九州に分布します。

過去記事はこちら→サンカクヅル

ブドウ科の植物です。

ウラジロマタタビ

台風がもうすぐこちらへ来そうです。
ベランダの植木鉢など避難させましたが、たまに結構強い風が
音をたてて吹くものの、雨は降ったり止んだりで蒸し暑いです。
今夜がピークかな?

さて、面の木峠に向かう途中、つる性の茂みの中に
何やら白い花がちらっと見えました。

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よく見ると、白い花がいっぱい!

実ができているのもありました。

風が吹いて揺れてしまい、ピンボケですが・・^^;
左手前の裏返った葉が白っぽいですね。
葉の裏が白っぽいので「ウラジロマタタビ」でした。
「裏白木天蓼」と書きます。

きょうはこの「ウラジロマタタビ」をお届けします。
マタタビの名が付いていても、マタタビではなく
サルナシの変種だそうです。

やや厚い皮質の葉は互い違いに付いており、
葉の縁には刺状のギザギザがあります。

葉柄は長く、淡紅色を帯びています。

落葉つる性の木です。

5枚の花びらの白い梅のような花は直径1~1.5センチ程。
雌雄異種です。
雌花は葉の脇から1個ずつ付くそうです。
雄花や両性花は数個集まって付いています。

↑これは雄株で雄花が付いています。
雄しべは多数で、葯は黒色なんですね~。

↑これは両性花で、花柱は線形で多数、放射状に出ており、
花後も残っています。

関東以西~九州の山地に生えます。

マタタビ科の植物です。

アワブキ

梅雨空の中、きょうは朝からマンションの樹木の剪定、
庭師さんの電動バリカン?の音が響いていました。

さて、先日出かけた面の木峠に行く途中のこと・・。
雨がパラパラしだした山道を行くと、あっ、白い花が咲いている木が・・。
連れ合いが「あ、アワブキだ!」とのたまう。

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確かに「泡吹」の名の通り、遠くからは白い泡がかぶさったように
見えました^^。
しかし、帰宅して調べたら・・、
この木を燃やすと切り口から泡を出すので名付けられたそうです。_(・_.)/ コケッ。
山地に生える落葉高木です。
高さは10メートル程になるそうです。

樹皮は灰褐色でなめらかそうでした。

若い枝はブツブツと隆起した皮目(ひもく)が目立っていました。

葉は互い違いに付き、長さ10~25センチ程の倒卵形~楕円形。

葉の先はキュッと尖り、2~2.5センチ程の葉柄があります。

葉の縁にギザギザがありますが、低くて先の方だけがツンツンと
突き出した芒になっています。
側脈が平行にギザギザの凸部の先まで綺麗に走っているのが目立ちます。

葉の両面に毛がありましたが、表より裏に毛が多くあり、
共に脈上に毛が多かったです。
葉柄にも毛がありました。

6月~7月に枝の先に20センチ程の円錐形の塊りの花を付けます。
1つ1つの花は直径2~3ミリ程の小さな淡い黄白色の花です。

花びらは5枚で外側の花びら3枚は広卵形、内側2枚は線形です。

本州、四国、九州に分布します。

アワブキ科 の植物です。