マルバルコウソウ

昼間はまだ30度近くあり日向は暑く、花に立ち寄る
蝶の姿も見られますが、日が蔭る頃になるとぐっと
涼しくなり、やはり秋の気配を感ぜずにはいられません。

きょうは近くの空き地で出逢った
「マルバルコウソウ」をお届けします。
「丸葉縷紅草」と書きます。
「縷紅草」の縷は糸を意味し、糸のように葉が細い
赤い花と言う意味です。
縷紅草の仲間で葉が丸いので名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

ヒガンバナツユクサヒナタイノコヅチに絡みついて、
秋の野を
赤く染めていました。

葉柄がある葉はハート形で、互い違いに付いています。

ロート形の花は朱赤色で中心部は黄色、
上から見ると五角形で径1.5~1.8センチ程。
雄しべは5本、突き出た雌しべは1本で柱頭は白色で球状です。

北アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として持ち込まれ、
今では野生化したつる性の帰化植物です。

一日花で午後には花がしぼんでしまいます。

花期は8~10月です。

本州(中部地方以西)、四国、九州に分布します。

ヒルガオ科の植物です。

*<おまけ>
同じ仲間で今でも園芸植物として育てられている
「ルコウソウ」という種類もあります。
葉がコスモスに似た形をしていて、羽状に細かく裂け、
花は鮮やかな紅色をしています。↓

ヤナギタデ

近くの空き地にヒガンバナにマルバルコウソウ、ツユクサ
オヒシバが所狭しと咲き誇っていました。

きょうは里山の湿地に生えていた「ヤナギタデ」を
お届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

茎は直立して高さ40~60センチ程です。
葉は披針形で付け根は楔形、長さ5~10センチ程です。

花はまばらに穂状に付きます。

葉鞘は筒状でふちに短い毛があります。
節は赤っぽくなり太く膨れています。↓

花期は6~11月です。

北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布します。

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キンミズヒキ

台風一過の晴天で、こちらは庭の樹木の枝が折れたり
木の葉がいっぱい落ちたりしました。
皆様の所はいかがでしたでしょうか?
被害が少ないといいのですが・・。
朝方、ベランダにキイロスズメバチが一匹姿を見せました。
きょうは晩夏~初秋の林縁で群生し、めだっていた花
「キンミズヒキ」をお届けします。

「金水引」と書きます。
黄色の小花を細長く穂のように咲かせる姿から
「金色の水引」に見たて名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

草丈30~80センチ程で奇数羽状複葉(小葉が葉軸の左右に、
羽状に並んで先端にも小葉のつくもの)です。
小葉は長さ4センチ程で小葉の縁に粗いギザギザがあり、
5~9枚あります。

花は長く伸びた茎の上の方に穂状に付き、バラ科特有の
5枚の花びらで径0.7~1センチ程。
雄しべは10~12本程あります。
雌しべは1本か2本か?はっきりと観察できませんでした(x_x)。
ガク片は5個。

花期は7~10月です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

バラ科の植物です。

過去記事はこちら→キンミズヒキの実