ヤブツルアズキ

きょうは朝から曇りでどんよりとしています。
気温もきのうまでとは違い低めで、長袖でないと
ひんやりします。

先週の日曜日に久々に新城付近に出かけました。
途中、黄色のカンナやヒガンバナがまだ咲いていました。
とても日差しが強い日で暑い一日でした。
川原の土手の明るい藪に咲いていた、その名も
「ヤブツルアズキ」をお届けします。
「藪蔓小豆」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

花は黄色で長さ1.5センチ程。
普通の蝶形花は左右相称ですが、ヤブツルアズキは非相称。
花が左に偏って渦を巻いている独特の形をしています。

つる性の植物です。
茎や葉に黄褐色の毛があります。
葉は互い違いに付き、3枚の小さな葉が集まって
ひとつの葉になっています。
小さな葉は長さ3~10センチ、幅2~8センチの
狭卵形~卵形で、浅く3裂するものもありました。
実は長さ4~9センチの線形で垂れ下がります。
最初、緑色だった莢は熟して黒っぽくなり、莢が弾けると
中から種が飛び出てきました。

数えたら12個でした。
大きさはアズキの半分よりずーっと小さいです。
一粒が5ミリ程の細長い円筒形の黒い種です。

また、ヤブツルアズキは日本に自生するアズキの野生種です。
縄文時代の早くから食料資源として頻繁に利用されていた
ようです。
ググってみると、これで赤飯やらぜんざいを炊くと
アズキよりも美味しいとのこと・・?

花期は8~10月です。

本州、四国、九州に分布します。

マメ科の植物です。

参考:ダイズの野生種はツルマメです。

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ヤナギハナガサ

こちらは、また、夏日近くの気温になりました。
半袖で十分です。

きょうは「ヤナギハナガサ」をお届けします。
「柳花笠」と書きます。
三尺バーベナとも言います。
花が美しいので観賞用に庭に植えられていたのが逸出したのか、
道路際に倒れるようにして咲いていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は向き合って付いており、次の対は前の対と90°の角度を
作ってつき、真上から見て十字形になっています。
アレチハナガサに似ていますが、葉の形や葉の付け根が違います。
根元に近い方の葉は幅の広い線形で、縁にはギザギザがあります。
葉の柄はなくつけ根の部分はやや茎を抱いています。
茎の上部につく葉も基部が茎を抱いていたので、
アレチハナガサ
ではなく、ヤナギハナガサとしました。

角ばった茎には短く硬い毛が密生しておりザラザラした感触です。
葉は革質で、茎よりもひどくザラついた感触です。
葉表にも硬い毛が密生していますが、葉裏は葉脈が浮き出ており、
脈上にも短く硬い毛がびっしり生えているので、
乾燥した葉は痛いくらいの感触です。

なお、茎の断面は四角形で中空です。

紫色の小さな花が集まって咲き、花筒が長く、左右対称で、
花の先が5つに裂けています。
そして、そのひとつひとつの花びらの先は二つに割れています。
花びらにも花筒にも微毛があります。

原産地は中南米で、帰化植物です。
1940年代後半ごろから東海地方で確認されたらしい。

花期は7~10月です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

クマツヅラ科(APG分類ではシソ科)の植物です。

クロミノルイヨウショウマ

朝夕はすっかり秋ですが、昼間はまだツクツクボウシの声が
聞こえてきました。

一週間程前、知人からこれは何の植物?と聞かれました。
初めて見る植物でした。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

マルミノヤマゴボウか?
スグリか?ベリーか?
ヤブサンザシか?ザリコミか?etc.
いろいろ調べた末、「クロミノルイヨウショウマ」と判明しました。
あ~、わかってよかった~\(^o^)/ ホッ(^o^;)

きょうはこの「クロミノルイヨウショウマ」をお届けします。
「黒実類葉升麻」と書きます。
サラシナショウマに葉が似ることから「類葉」と
名付けられました。
赤実と黒実があり、「黒実」は山の林の中に生育します。

草丈は30~80センチ程。
黒い実は球形で、直径6ミリ程です。
葉は2~3回3つに分かれる複葉で、小葉は先が鋭く尖り、
縁には不揃いの粗く鋭く切れこむギザギザがあります。
葉質は薄く、脈上に細毛があります。

キンポウゲ科の植物です。

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