ツヅラフジ

部屋の中ではカサブランカが咲き誇っています。
木曜日にベランダで1輪咲き、部屋に入れたらまた1輪咲き、
まだ蕾が残っています。
去年より花数は減りましたが、去年と同様、大輪の花が
咲いてくれました(*^^*)。
クマゼミの初鳴きは、マンションの庭で金曜日に確認しました(*^o^*)。

さて、石巻山へ行く途中、林道を歩いていたら、
葉がめちゃくちゃ繁茂している植物に出逢いました。
きょうは、この「ツヅラフジ」をお届けします。
「葛藤」と書きます。
蔓(つる)がフジ(藤)に似ており、この蔓で籠(かご)や
葛籠(つづら)を編んでいたので名付けられました。
別名はオオツヅラフジです。

林縁などに生育している落葉性のつる性植物です。
つるは樹木などに絡みつき、樹木を覆ってしまうくらい
生育していました。
葉脈がよく見えます。↓

変化が多い葉は長さ6~15センチ程、切れ込みのない
広卵形のものから、5~7裂するものまであるようです。
基部はハート形になることが多いですが、
5~15センチ程の長い葉柄がつきます。

長さ10~20センチ程の円錐花序に小さな淡緑色の花をつけます。

花期は6~7月。

漢方にも使われ、生薬名をボウイ(防已)といい、
茎や根茎を使います。

関東以西の本州、四国、九州、沖縄に分布します。
ツヅラフジ科の植物です。

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「キマダラカメムシの幼虫 その2」です。
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ハマイブキボウフウ

きょうは「小暑」とか・・。
でも連日、猛暑でエアコンはフル回転です(^_^;)ゞ。
昨日は茹だる暑さの中、庭師さんが訪れ、綺麗に
剪定してくれ、小ざっぱりしました。

さて、きょうは・・
先週行った石巻山の続きです。
ウグイスやホトトギスの声を聞きながら、
薄暗い登山道を行くと、モンキアゲハの姿が
何度か見られました。

岩場に咲いていた「ハマイブキボウフウ」をお届けします。

草丈は30~80センチ程。

多数の白い小花を咲かせ、小花の花びらは5枚です。

開花期は6~7月。
北海道~近畿以北の本州に分布します。
セリ科の植物です。

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「オオエグリシャチホコ」です。
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ヤマイワカガミの実

先日、私のお気に入りの和風茶寮に行ってきました。
坪庭が見える席に座ると、花瓶にピンクのホタルブクロが
生けてありました。
水羊羹とお薄を注文して待つ間に、雨がかかる紫陽花の
切り絵にも気が付きました。
少しほの暗い茶席の雰囲気によく合っていました。

きょうは湿地で出逢った「ヤマイワカガミの実」をお届けします。
じつは、現場の名板には「ナンカイイワカガミ」として
書かれていましたが、諸説あるようです(^^;;)。
花期は4~5月だそうで、今はもう終わっていたようです。
今度は是非、花も見たいものです。

高さは10~20センチ程。
まさに鏡のように光沢がある葉は卵円形で基部は心形です。
葉の縁には三角状のギザギザがあります。

実をよく見ると、雌しべの跡が赤くて、ぴょこんと長く
出ていますね。

紅葉した葉もありました。

本州(中部地方、東海地方)の太平洋岸に分布します。
イワウメ科の植物です。

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「カノコガ その2」です。
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