ムサシアブミの花

きょうで5月もおしまい。
赤いアマリリスに白い十字のドクダミの花、黄色い
キンシバイの花が目に付きます。
きょうは、湿った林内で出逢った「ムサシアブミの花」を
お届けします。
仏炎苞が鐙(あぶみ)を逆さにした形に似ていることから
名付けられました。
「鐙」というのは、馬具の一つで、鞍の両側に垂らし、
乗る人が足をかけるものをいいます。)

花柄は葉柄より短く、3~10センチ程。
仏炎苞は暗紫色~緑色まで変化があり、白い筋があり、
仏炎苞の蓋の部分は曲がって袋状になります。

光沢がある大きい葉は2枚で、小葉は3枚あります。
小葉の幅はかなり広く、長さ10~30センチ程。
葉の先端は鋭くとがり、糸状になります。 
よく見ると白い棒状のものが見えてます。
(付属体というそうです。)↓

花期は3~5月。
5月下旬の様子↓

本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に分布します。

サトイモ科の植物です。
ブログ内過去記事はこちら→ムサシアブミの実

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☆本日、mushifab更新しました。
「ヒロオビトンボエダシャク」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。

シマオオタニワタリ

数日前の夕方、カクレミノにコゲラの幼鳥が2羽、
お出ましになりました(^^)。
ザクロの赤い花ビワの黄色い実
目立つようになってきました。

きょうは東山温室前館にある「シマオオタニワタリ」を
お届けします。
熱帯アジア原産で沖縄に分布しています。
樹皮や岩に着生している着生植物です。

随分前に紹介した、沖縄で見たオオタニワタリ
どう違うのかな?
ググったら、オオタニワタリは葉の縁近くまで
胞子が付いているそうです。

この「シマオオタニワタリ」は葉幅の半分程までしか
胞子が付いていないそうです。

チャセンシダ科の植物です。

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キソウテンガイ

朝からツツピーツツピーとシジュウカラの賑やかな声が
聞こえてきました。
きょうは再オープンした東山温室前館の中の植物、
「キソウテンガイ(奇想天外)」をお届けします。

アフリカのナミブ砂漠に自生する不思議な植物です。
雌雄異株の裸子植物です。
ウェルウィッチア科に属し、1科1属1種の稀なもの、
類似の植物がこの世に存在しない、唯一無二の植物だそうです。
かのチャールズ・ダーウィンも注目し、植物の進化における
貴重な植物で「植物界におけるカモノハシ」と言ったそうです。

年間降雨量が50ミリ以下の砂漠で、地下水や海からの湿った風に
頼って生きている ご長寿植物です。
乾燥した地域で1000年も2000年も生き続けるなんて、まさに
キソウテンガイ(奇想天外)!ですね。

参考記事はこちら↓
キソウテンガイ

サボテン今昔 No.2-1 「奇想天外」

奇想天外

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