ネクタイをした少女

朝9時頃から気温が上昇し、16時でも20度と
大変暖かい一日となりました。
街路樹のハクモクレン並木が満開で青い空に
白い花で素敵でしたが、もう散り始めたのも
ありました。
例年よりかなり早い開花で散るのもしかり・・ (^^;)。

きょうはモジリアニの「ネクタイをした少女」を
お届けします。
アメデオ・モジリアニは1884年、イタリア生まれの
ユダヤ人でエコール・ド・パリを代表する画家です。
パリの裏町モンパルナスに住んでいました。

さて、「ネクタイをした少女」ですが・・
卵形の顔、アーモンド型の焦点がわからない眼、
長い首、冷たく閉ざされたような背景色の中から、
命に向かって熱く語りそうな唇、一見ひ弱そうにみえる
体を包んでいる白いシャツ、その上を上ってくる
トカゲのような黒くて細いネクタイ。

一度見たら、忘れられない作品ですね。
モジリアニはこの作品の3年後に36歳の若さで旅立ち、
妻のジャンヌ・エビュテルヌも後追いしました。
生前は十分な評価を得られぬまま、すさんだ生活を送り、
短い生涯を閉じました。
映画「モンパルナスの灯」(主演:ジェラール・フィリップ)
も見たので、私にとっては身近に感じる画家です。

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