ヒマラヤスギ

きょう、あのポケモンGOで有名になった聖地に行ってきました。
一時期よりは人出が減り、公園も多少落ち着いた様子でしたが、
若い中国の人のグループが大きな声でしゃべりあい、
お互いモデルになり写真を撮りあったりしていました。

きょうはここにあったヒマラヤスギをお届けしたいと思います。
原産地はヒマラヤ山脈西部の標高1500~3200 メートルの
地域だそうです。
明治12年頃渡来し、我が国では植栽されています。
高さは20-30メートル程、自生地では高さ60メートルにまで
成長し、幹の直径は3メートルに達するそうです。
太い枝が水平に広がり美しい円錐形の樹冠です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は長さ4センチ程の針形で、若い時は明るい緑色、後に
青緑色から緑白色に変化します。
短枝には数十本の葉が束生し、長枝には螺旋状に付きます。

松ぼっくりのような形をしているのを見付けました。
実かな?と思いましたが、どうも雄花のようです。
長さは3センチ程で淡緑色でした。
雌雄同株ですが、雌花は樹齢30年を超えないと花を付けないそうで、
なかなか見ることができないようです。
雌花は受紛して一年をかけて成長し、松ぼっくりになるようです。
熟した松ぼっくりは、松かさを開き、種をはがされて
風に乗って飛ばされます。

庭木や公園や大学キャンパスなどに植えられています。

樹皮は灰褐色で、細かく鱗片状に剥がれます。

名前は杉と付いていますが、マツ科の植物です。

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クスノキ

先日、なぜか?急に神社に行こうということになり・・(^-^)ゞ
前から少し気になっていたのですが、近場なのに初めて行った
神社でした。

きょうはここにあった大きな「クスノキ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

なんと樹齢千有余年の立派なクスノキのご神木がありました!
こんな立派なご神木があるとは・・露知らず~(・_.)/ コケッ(^^;)

クスノキは暖地に野生する常緑高木ですが、このように神社等で
ご神木とされている巨樹も多いようです。

クスノキは楠という字で書かれたりしますが、本来、「楠」という
字は中国のタブノキを指す字だそうです。
ややこしい(^^;)

葉は互い違いに付き、長い柄があります。

葉をもんだりするとと樟脳の香りがしますヨ。
卵形で先の尖った葉は艶があり革質で、縁は波状になります。
葉脈がつけ根近くから3本に分かれることが特徴です。

径7-8ミリ程の緑色で球形の実は、10~11月に黒色に熟します。
熟すと小鳥たちが啄みます。

古い葉は秋に落葉し、そのときに紅葉します。

樹皮は暗灰褐色、短冊状に縦に裂け目が入るのが特徴です。

アオスジアゲハ、クスサンの食草(食樹)です。

ちなみに、奈良の中宮寺の国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」は
クスノキ材で作られたそうです。

本州中南部から四国、九州、沖縄に分布します。

クスノキ科の植物です。

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ムクノキの樹肌

雨上がり~、街路樹が涙をためている~♪
きょうはとてもお洒落な某喫茶店でムクノキを見つけたので、
お届けしたいと思います。

ムクノキは山地に生えますが、公園や神社にも植えられています。
ムクドリやハト、ヒヨドリなど少し大きな鳥により種が運ばれ、
街でも見られますが、かなり高木になるので、人家に植えられた
ものは初めて見ました。

ムクノキは樹肌がかなり特徴的です。
少し前から喫茶店の窓から見える樹肌が気になっていました。
きょうは雨上がりのせいか?この前より少し赤味が強めの灰褐色
に見えました。
上を見上げて撮ると樹皮が灰色で白っぽい縦縞模様が見られます。
風にそよいで葉が一見丸っこく見えますが、縁のギザギザや側脈は
はっきり見えます。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

女主人が葉をとって下さったので、ムクノキの確証がとれました(*^^)v。

まずは葉に触るとざらつきます。
葉の表裏共に短い毛があるからです。
葉は卵状長楕円形で、先はシューッと細くなっています。
葉の元は広い楔形で、左右非対称です。
縁にはギザギザがあり、三主脈があり、その両側に側脈が見られます。

ムクノキの成木は灰褐色がかり特徴的な縦縞の樹肌です。
10日ほど前に撮ったものをご覧にいれます。

老木になると筋が割れて短冊状に剥がれていきます。

併せて読んでいただきたい過去記事はこちら↓
ムクノキ
ムクノキの実

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