タンナサワフタギ

時折、小雨まじりの中、斎場に行く途中にしっとりと
クチナシアジサイの花が咲いていました・・。

さて、きょうは「タンナサワフタギ」をお届けします。
「耽羅沢蓋木」と書きます。
タンナ(耽羅)は、発見地の済州島の古い呼び名のことだそうです。
山地に生えており、高さ3~5メートル程で落葉低木です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

樹皮は灰白色で遠くからも幹が白っぽいので目立ちます。
古木になると薄く剥がれてきます。

葉は互い違いに付いており、先は尾状に尖っています。
縁には鋭く沢山の際立ったギザギザがあります。

花は雌雄同株で直径6~7ミリ程の白色の花を多数付けます。
花は5深裂し、白くて長い雄しべがよく目立ちます。

我が国では本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。

ハイノキ科の植物です。