タンナサワフタギ

時折、小雨まじりの中、斎場に行く途中にしっとりと
クチナシアジサイの花が咲いていました・・。

さて、きょうは「タンナサワフタギ」をお届けします。
「耽羅沢蓋木」と書きます。
タンナ(耽羅)は、発見地の済州島の古い呼び名のことだそうです。
山地に生えており、高さ3~5メートル程で落葉低木です。

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樹皮は灰白色で遠くからも幹が白っぽいので目立ちます。
古木になると薄く剥がれてきます。

葉は互い違いに付いており、先は尾状に尖っています。
縁には鋭く沢山の際立ったギザギザがあります。

花は雌雄同株で直径6~7ミリ程の白色の花を多数付けます。
花は5深裂し、白くて長い雄しべがよく目立ちます。

我が国では本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。

ハイノキ科の植物です。

ミツバツチグリ

あちらこちらの植え込みでキンシバイ
ビヨウヤナギ
の花が
咲いています。

きょうは
ツルキンバイに似た
「ミツバツチグリ」をお届けします。
「三葉土栗」と書きます。
葉が三出複葉で「ツチグリ」に似ていて根が肥大するので、
そう名付けられました。

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里山に生えていました。
葉は3つの小葉からなる三出複葉で、1つの葉は2~5センチ程の
長楕円形~倒卵状楕円形で縁に粗いギザギザがあります。

黄色の花の径は1.5~2センチ程。
雄しべ雌しべとも多数あります。
花期は4~6月。
花後、地上に長いランナーを出すようです。

中部地方以西の本州、四国、九州に分布します。

バラ科の植物です。

ウラシマソウ

きのうはマンションの春の大掃除でいい汗をかき、午後から
ある出番があり、冷や汗をかき(笑)・・で忙しい一日でした。
きょうは真夏日になるとか・・もっと大汗をかくかしら?(笑)

さて、きょうは長いことお付き合いいただきましたが、
筑波山でであった植物の最終回となります。
「ウラシマソウ」をお届けしたいと思います。

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何やら花の中から細長い糸状のものが外へ向かって
伸びていますね。
この様子を浦島太郎の釣り糸に見たてて、名付けられました。

じゃぁ、「オトヒメソウ」はないのかな?って思いました(笑)。
残念ながら乙姫草?はないようですが、アマモ(海草)の別名が
「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」というようです。
先人の想像力には全く脱帽ですネ(^_^)。

脱線してしまいましたが(~_~;)・・・  ウラシマソウの
葉は10枚前後の小さい葉を持つ鳥足状複葉(一枚の葉が
小さな葉に分かれている)で、花よりも高い位置に葉が
付いています。
葉の縁はやや波打っています。

花は暗紫色の「仏炎苞」で包まれており、この中の
「付属体」の先が長く伸びたものが「浦島太郎の釣り糸」
にあたります。
付属体の根元部分には本当の花がありますが、仏炎苞を
裂かないと見えません。
花の時期は4~5月です。

北海道(日高・渡島)、本州、四国、九州(佐賀県)に
分布します。

サトイモ科の植物です。

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