ニリンソウ その2

朝から雨模様、斎場に行く途中、街路に植わった八重桜が
ピンク色に煙っていました。

さて、スプリング・エフェメラル、きょうは「ニリンソウ」を
お届けしたいと思います。

以前にも「ニリンソウ」はお届け
したのですが、
こんなに群生しているのは初めて見たので、
もう一度お届けしたいと思います。

2本の長い花の柄を伸ばし、先に花径2センチ程の白い花をそれぞれ
1本ずつ、計2本付けるので「ニリンソウ」と名付けられました。

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茎につく葉は茎を抱いて3枚が輪生し、深い切れ込みがあります。
その中心から花茎を2本立てて花を2輪付けます。

花びらと見えるのはガク片だそうで、普通5枚で白色です。
花の径は2センチ程でイチリンソウよりひと回り小さい花です。
いい写真がないのが残念ですが、混在している所ではその違いが
目で見てよくわかりました。

ニリンソウの個体数はイチリンソウよりもずっと多かったです。
イチリンソウとほぼ同じ時期に咲きます。
葉の切れ込み方が違い、葉柄が全くないのが特徴です。

有毒のヤマトリカブトの葉によく似ているといわれます。
ニリンソウとヤマトリカブトは同じ環境に生え、若葉の頃は
とても似ているので注意が必要です。

キンポウゲ科の植物です。

イチリンソウ

朝からは強い風が吹き、桜の花びらがどんどん舞い散っています。
そんな中、チューリップや藤の花は次々咲いています。
マンションのエビネの蕾にも色が付いてきました。

さて、きょうは・・先日、取り上げたスプリング・エフェメラルの
仲間の紹介です。
土曜日にイチリンソウとニリンソウが混ざった群落に出逢いました。

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先に「イチリンソウ」をお届けします。
カタクリよりも遅く咲くので、同じスプリング・エフェメラルでも
既に上層の落葉樹林は葉を広げていて、やや日が射す林床下で
咲いているという感じでした。

ひとつの茎に花をひとつだけ咲かせるのでイチリンソウと
名付けられました。

そこここに数輪ずつの集まりはあるものの、イチリンソウの個体数は
ニリンソウよりもずっと少なかったです。

イチリンソウの花の径は5センチ程とニリンソウよりもひと回り
大きめの花です。

葉は切れ込みが深い。

蕾もありました。

キンポウゲ科の植物です。

ヒカゲツツジ

きょうは風が少し強く、桜の花びらも舞って車窓に付いたり
しました。
濃いピンクのベニバナマンサクやキクモモの花、地植えの黄色の
フリージアカロライナジャスミン、白いユキヤナギの花が
目立ちました。
ヒラドツツジの花もボチボチ開いてきました。

さて、先日行った4月初めの山はヒトツバとヒカゲツツジの
オンパレードでした。
きょうは、ヒカゲツツジをお届けします。
「日陰躑躅」と書きます。
文字どおり、日陰に生えるツツジという意味ですが、日陰だけに
生えている訳ではなく、日向にも生えていました(^^;)

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ひとめ見た時、シャクナゲ?と思いました。
山地の岩や崖に生える常緑低木です。

クリーム色の花は3~4センチの漏斗形で、先が5つに裂けています。↓

長い雌しべが1本、雄しべは10本あります。↓

葉は披針形から広披針形で先は尖り、長さ3~7センチ、
幅1~2センチ程で枝先に互い違いに輪生状に付きます。

また、花は枝先に2輪から4輪付きます。

関東以西の本州、四国、九州に分布します。

ツツジ科の植物です。

この山ではシロハラ、ヒオドシチョウ、キチョウ、ルリタテハ
ニホンカナヘビ、イボタガ
などいろんな生き物にも出会うことができ、
大満足しましたV(^_^)V。