ザイフリボク

朝から良いお天気、よその庭に赤のアマリリスや
シラン
咲いていました。

時々行っていた古書店が2週間ほど前に閉店したようです。
古書が天井まで積まれていて、お髭顔のスマートなご店主がいた、
結構好きな本屋さんだったのに・・寂しいかぎり・・(´∩`。)グスン。

さて、きょうは里山にあった「ザイフリボク」をお届けします。
数年来の願望が叶い、やっと出逢うことができました\(^o^)/。

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上を仰ぐと、まだ、花はチラホラとしか咲いて
いませんでしたが、うれしいです~♪(*^^)v
若い葉の両面(特に裏側)は毛が密生していて、
銀色に輝いて見えます。

花びらが細長く、采配(戦場で大将が指揮するときに用いた
何枚もの細く切った紙の房を棒の先につけた道具)の
様であるとの意味から、「采振り木」と名付けられました。

また、別名はシデザクラです。
シデとは、あの「紙垂」ですね~。
しめ縄や玉串、祓い串など、神道で用いる
白い和紙を切ってジグザグに折ってぶら下げるものですね。
これも、白くて細長い花びらからのネーミングのようです。

高さ5~10メートル程になる落葉の小高木です。
写真のは5メートル程でした。
灰色の樹皮には縦じま模様が出ていました。

葉は互い違いに付き、長さ4~9センチ程、
幅2.5~4センチ程の楕円形で
先は尖っています。
若葉の裏面や葉柄は白い軟毛が密生しています。

枝先に、細長くてわずかに波打つ白い花びらが5枚の花が
集まって咲きます。
多数の雄しべ、そして、葉の縁には細かなギザギザ(鋸歯)が
ありますが、これはバラ科の植物の特徴です。

岩手県以西の本州、四国、九州に分布します。

バラ科の植物です。

シロバナナガバノスミレサイシン

きょうからゴールデンウイークに入り、お休みの方も多いかと
存じますが、いかがでしょうか?
お天気もよくなりましたが、風が強く、窓から見えるアベマキが
白い葉裏を見せています。

さて、きょうは瀬戸市の里山の湿り気のある林内で見つけた、
「シロバナナガバノスミレサイシン」をお届けします。
「白花長葉の菫細辛」と書きます。
スミレサイシンの名の由来は葉がウスバサイシンに似ることから・・。
それに長い葉で白い花なので、「シロバナナガバノスミレサイシン」
と名付けられました。

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草丈は5~12センチ程。
長さ5~8センチ程の葉は細長い三角状の卵形で、基部はハート形。
先が尖っています。
葉の縁にはギザギザがあり、全体に毛はなく葉は柔らかい感じです。
葉裏や茎は暗紫色を帯びていました。
白い花は直径2センチ程で花びらは細めです。
距(花の付け根が後ろに飛び出たもの)は太くて短く、
花と同じく白色です。
花の正面は残念ながら写真が撮れなかったのですが、
側弁の基部には毛がありません。
花が咲いた後の葉は大きくなり、長さ13センチ、幅6センチ程に
なるようです。

岐阜県や長野県に近い三河の山の中でよく見られる
日本の固有種だそうです。

3~4月に咲きます。

本州(関東以西の太平洋岸)、四国、九州に分布します。

スミレ科の植物です。

ヒゲケマルバスミレ

こちらは雨模様・・。
近所の公園ではサクラにとって代わって、今はヒトツバタゴ
(ナンジャモンジャ)が咲き、雪を被ったような白い花が満開です。

さて、里山の林の縁に白いスミレが群生していました。

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私には初めて見るスミレでした。
古くから愛されてきたスミレの仲間は国内だけでも何十種類もあり、
見分けるのも結構大変です・・ふ~(^_^;;)。

マルバスミレか?と思ったのですが、側弁の基部には毛が
生えていたので
「ヒゲケマルバスミレ」としました。

きょうは「ヒゲケマルバスミレ」をお届けします。
「髭毛丸葉菫」と書きます。

花は白色で下の花びらには紫色の筋が入ります。
柱頭はカマキリの頭のような形です。

葉は丸みのあるハート形で2〜4センチ程。
葉の縁には丸みのあるギザギザがあります。
葉の両面と葉柄にも毛が生えていました。

距の部分は太めで長く、先がふっくらしており、
上に反り上がり、淡紫色を帯びています。
ガク片にくっついているところは、切れ込んでギザギザした形に
なっていました。

4月上旬~5月上旬頃に花が咲きます。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

スミレ科の植物です。