ヒノキバヤドリギ その2

朝から雨が降っています。
きょうは一日雨模様。
気温も二桁に届きそうにありません。
でも、分離帯の柵に絡みついたカロライナジャスミンの蕾が
大きくなっていました。

さて、土曜日に出かけた里山の中ではテング蝶が翅を広げて
日向ぼっこをしていました。

ヒサカキに花が付いていました。

尾根を歩いていたら、ソヨゴの実がいくつも落ちていたので、
上を見ると大きなソヨゴの木が頂上近くにありました。
まだ実が付いていたその木をよく見ると、「ヒノキバヤドリギ」が
寄生していました。
きょうはソヨゴについたヒノキバヤドリギをお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

ヒノキバヤドリギといえば、以前アップしたのはサザンカが宿主でしたね。

過去記事はこちら→「ヒノキバヤドリギ」

ソヨゴは痩せたアカマツ林など山地の乾いた林内で
よく見かける木です。

ソヨゴの根は細く、地表面に密に張り巡らされているそうです。
厚くて丈夫な乾燥に耐える葉があってこそですね。

ヒノキバヤドリギの宿主になるのは多くの場合、常緑広葉樹で、
サザンカ、ソヨゴの他、ヤブツバキサカキ、ヒサカキ、モチノキ
ネズミモチなどが知られています。
次はどんな宿主に逢えるかな?

オオカメノキの蕾

昨日、里山の笹藪の中から聞きなれない鳴き声が聞こえてきました。
何かの鳥が集団で来ているようです。
静かに見守っていると、次々と素早く小鳥が笹藪から
飛び出てきて、隣りのヒノキ林に移って行きました。
15~20羽ばかりの群れがビュンビュンと一羽ずつ、たて続けに
飛び出て林に移ってしまい、カメラを構える間もありません。
スズメよりちょっと大きめの体の鳥のようでしたが、
体全体の色もウグイスのような地味な色で、何鳥か?と
じぃ~と目を凝らしているのが精一杯。
ラッキー!ついに最後の鳥の羽根の色がチラッと見えました。
とても鮮やかな黄色と赤の羽根の色でした。
「ソウシチョウ」でした!
初めて見ました\(^o^)/。
ホントに綺麗で声も可愛い!
写真が撮れなかったのは残念ですが、見れただけでももうけもの!
ソウシチョウは「相思鳥」と書くそうです。
江戸時代からペットとして輸入され、飼育されてきたようです。
その糞をウグイスの粉(化粧品)の代用品として利用するため、
大量飼育されていたり、逃がしたり、逃げたりして、野外に定着
したと考えられています。
現在は外来生物法により特定外来生物に指定されたため、
飼育できません。

さて、前置きが大変長くなりましたが・・(^^;)
植物は・・昨日、オオカメノキの冬芽が展開して蕾になって
いましたので、それをお届けしたいと思います。

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落葉低木です。 

上の方に蕾がいっぱいありました。

スイカズラ科の植物です。

是非、過去記事もご覧下さい→オオカメノキの冬芽

ナガバモミジイチゴ

3月は弥生。
草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」
が詰まって「やよひ」となったという説があります。
今朝は今までにない深い霧で幻想的な一日の始まりでしたが、
だんだんと晴れてきて、風も少なく春たけなわの気温となりました。
戸外でお着物姿のご婦人方がグループで集い、話に花が咲いて
いました。
源氏香の模様のお着物の方など帯付きで、特に目立って
おられました。
羽織姿の方も数人いらっしゃいましたが、申し合わせたように
皆さん長羽織。
まだまだ長羽織ブームは続きそう?
見渡せばアセビやツバキの花に小鳥が来ていましたが、柳の芽も
急に膨らんで来て、春らしい一日でした。

さて、きょうは里山にあった「ナガバモミジイチゴ」をお届けします。
「長葉紅葉苺」と書きます。
キイチゴで、6~7月に橙黄色に熟した実は甘くて美味しいです。

2月終わりの冬芽は長さ1センチ程の紡錘形で赤みを帯びていました。

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3月初めの様子・・
森に射す日差しも少し明るくなったかな?

茎に刺がたくさんあります。
はや、蕾が開きかけていたのもありました。

中部地方以西の本州、四国、九州に分布します。

バラ科の植物です。