ウラジロマタタビ

台風がもうすぐこちらへ来そうです。
ベランダの植木鉢など避難させましたが、たまに結構強い風が
音をたてて吹くものの、雨は降ったり止んだりで蒸し暑いです。
今夜がピークかな?

さて、面の木峠に向かう途中、つる性の茂みの中に
何やら白い花がちらっと見えました。

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よく見ると、白い花がいっぱい!

実ができているのもありました。

風が吹いて揺れてしまい、ピンボケですが・・^^;
左手前の裏返った葉が白っぽいですね。
葉の裏が白っぽいので「ウラジロマタタビ」でした。
「裏白木天蓼」と書きます。

きょうはこの「ウラジロマタタビ」をお届けします。
マタタビの名が付いていても、マタタビではなく
サルナシの変種だそうです。

やや厚い皮質の葉は互い違いに付いており、
葉の縁には刺状のギザギザがあります。

葉柄は長く、淡紅色を帯びています。

落葉つる性の木です。

5枚の花びらの白い梅のような花は直径1~1.5センチ程。
雌雄異種です。
雌花は葉の脇から1個ずつ付くそうです。
雄花や両性花は数個集まって付いています。

↑これは雄株で雄花が付いています。
雄しべは多数で、葯は黒色なんですね~。

↑これは両性花で、花柱は線形で多数、放射状に出ており、
花後も残っています。

関東以西~九州の山地に生えます。

マタタビ科の植物です。

アワブキ

梅雨空の中、きょうは朝からマンションの樹木の剪定、
庭師さんの電動バリカン?の音が響いていました。

さて、先日出かけた面の木峠に行く途中のこと・・。
雨がパラパラしだした山道を行くと、あっ、白い花が咲いている木が・・。
連れ合いが「あ、アワブキだ!」とのたまう。

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確かに「泡吹」の名の通り、遠くからは白い泡がかぶさったように
見えました^^。
しかし、帰宅して調べたら・・、
この木を燃やすと切り口から泡を出すので名付けられたそうです。_(・_.)/ コケッ。
山地に生える落葉高木です。
高さは10メートル程になるそうです。

樹皮は灰褐色でなめらかそうでした。

若い枝はブツブツと隆起した皮目(ひもく)が目立っていました。

葉は互い違いに付き、長さ10~25センチ程の倒卵形~楕円形。

葉の先はキュッと尖り、2~2.5センチ程の葉柄があります。

葉の縁にギザギザがありますが、低くて先の方だけがツンツンと
突き出した芒になっています。
側脈が平行にギザギザの凸部の先まで綺麗に走っているのが目立ちます。

葉の両面に毛がありましたが、表より裏に毛が多くあり、
共に脈上に毛が多かったです。
葉柄にも毛がありました。

6月~7月に枝の先に20センチ程の円錐形の塊りの花を付けます。
1つ1つの花は直径2~3ミリ程の小さな淡い黄白色の花です。

花びらは5枚で外側の花びら3枚は広卵形、内側2枚は線形です。

本州、四国、九州に分布します。

アワブキ科 の植物です。

ナスの収穫

昨日の朝、クマゼミの初鳴きを聴きました。
もう少ししたら、梅雨明けかな・・。

さて、輝くばかりの紫黒色の肌が魅力!
って、何のことか?わかります??

正解は「ナス」。
きょうはこの「ナス」をお届けします。
キュウリと同じ日にベランダの大きめの鉢に一苗を植え付けたものです。

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俗に「ナスに無駄花はない」といわれますが、実際にはかなり
落花がありました^^;

採れたては、実がつやつやしており、張りがあり、ヘタについている
トゲがチクチクするほどしっかりしています。

我が家のは「千両」という品種です。

収穫第1号は13センチ程ありました。

ナスの実の皮はツルツルピカピカですが、葉や茎、ガクには
星状毛(一カ所から多方向に分岐して放射状になっている毛)が
あります。

葉裏↓

茎↓

ヘタには鋭い棘があり、私も昔、刺がささった経験があります、
メチャ、痛かった~!ご注意下さい。

昔から、縁起のいい初夢として「一富士、ニ鷹、三茄子」と言いますが、
「茄子は成すに通じる」ことから茄子は縁起物として扱われます。

古くからなじみのある、夏の代表的な野菜ですね。
焼きナスを初め、塩もみ、油炒め、テンプラ、漬物、味噌田楽など・・
いいですネェ。

英語ではナスはエッグプラントと呼ばれ、卵形や丸形もあり、
実の形や用途も多彩ですが、以下に代表的なものをあげてみます。
小なす-3センチ程の小さなナスで、辛子漬けなどに使用。
丸なす-丸くて大きい、京都の賀茂ナス。
長なす-仙台ナスは極細長で先端が尖っており、皮が柔らかい。
あと、大阪府泉州の水ナスなどもありまね。

そうそう、昔から「秋ナスは嫁に食わすな」といいますね。
これは、ナスは食べると体を冷やす効果があるので、
大事なお嫁さんが体を壊さないように、
秋になって涼しくなったら、体を冷やすナスは食べさせるな、
という気遣いから来ているそうです。

原産地はインドです。熱帯植物です。
天平勝宝2年(750年)東大寺正倉院文書にナス献上の記事があるのが
日本最古の記録とか・・。
「倭名類聚鈔」では「奈須比(なすび)」という字をあてていたそうで、
あとに宮中の女房言葉で「なす」となり、それが広まって現在に・・。
漢名は茄子、別名は落蘇、崑崙紫瓜というそうです。
日本人好みの淡白な味は江戸時代から促成栽培が行われるほど、
重要な野菜だったらしい。

ナス科の植物です。

過去記事はこちら→シロナス