ハリエンジュ

またまた、天気予報が大当たり。
朝から雪景色です。
芽を出したチューリップも寒そうです。
鉛色の空から雪玉が次々と落ちていましたが、今は霙交じりの雨と
変わりました。

きょうは今月初めに撮った写真から「ハリエンジュ」をお届けします。
「針槐」と書きます。
別名をニセアカシア(贋物のアカシア←学名の直訳)といいます。

↓写真はハリエンジュの樹皮です。

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灰褐色で、大きく縦に割れが入っています。
15メートル程の落葉高木です。
上の方はシルエットしか見てとれませんが、実がまだ付いています。

北アメリカ原産で明治中期に渡来したようです。
初夏に白くて藤の花のように垂れて咲く花は結構綺麗です。
15年程前、近所にこの木が生えていましたが、小枝には鋭い棘が
生えているので、嫌がられたのか?切られてしまいました。
砂防、観賞用によく植栽され、川岸や崩壊地で野生化も多いそうです。

マメ科の植物です。

ショウジョウバカマの芽吹き

朝、起きたら一面雪景色!
うぅわっ!天気予報大当たり~♪。
二度寝しようかと一瞬思いましたが、鞭打って起きました~(笑)

とっても寒いので、きょうは少し暖かくなる?記事をお届けします。
一週間前、森を歩いていた時、ショウジョウバカマの姿を見つけました。

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光沢のある葉はヘラのような形をしており、ロゼット(座葉)状です。
根元で放射状に重なり合いながら広がっています。

ロゼットの真ん中には、小さな花芽が出来ていて、もうすぐ春だよと
教えてくれていました(*^^*)

過去記事はこちら→<ショウジョウバカマ

ツチグリ

きのうは立春でしたが、きょうは気温が上がらず寒かったです。
でも、街路樹のハクモクレンの蕾がだんだん膨らんできて、うれしいです。

さて、記事にいきましょう。
スズカカンアオイを見つけた時、たまたま、こんなのも見つけて
しまいました~(☆_◎)!

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わぉ~、「ツチグリ」がいっぱい!
「土栗」と書きます。
腹菌類(ふっきんるい)という種類のキノコのひとつだそうです。
普通の「傘」や「ひだ」があるキノコとはだいぶ違ってますネ~。
ツチグリは熟した後に6~10片に裂け、星形に開くそうです。
星形の外皮はひび割れたような網目模様が付いています。
このツチグリは9片に裂けています。↓

星形の座布団の上に胞子の入った袋が乗っている形ですね。
星形に開いている外皮部分は革質で堅いのですが、袋の部分は
柔らかくて、ほわほわ~、薄い皮の感じです。
外皮は湿気を帯びると星形に開いて、中央の球形の内皮を包むように
閉じるそうです。
すると上の小さな穴から胞子が放出されるそうです。
この閉じた時が、栗の形に見えるということかな?
乾いて栗のような球形になったら、風の吹くまま転がって旅をし、
またどこかで湿り気を帯びたら、このツチグリのように外皮を
星形に開くということですか~。
なんだか宇宙船のような・・(^m^)

近くに乾いたホオノキの葉があったので、その上に置いて撮影。
(後からわかったのですが、少し乾いてきたので、外皮が1~2枚
閉じかけています。)

ひっくり返したら、袋の穴の所から暗褐色の埃のような粉?(胞子)が
飛び出しました。

夏から秋に発生するようですが、革質で腐りにくいそうで、
冬から春にかけても見られるそうです。

<おまけ>
①腹菌類とは・・
皆様ご存じのマツタケやシイタケなどは、傘の裏のひだの表面で
胞子が成熟するそうですが、ツチグリのように胞子が成熟するまで
キノコの内部(腹の中)に保護されている仲間を腹菌類と言うそうです。
幼菌は球形や卵形などですが、成菌の姿形は様々だそうです。

②英語では「earth star(地面の星)」というそうです。
♪地上の星~☆♪ではありません(笑)
晴れて乾燥すると移動するから「晴天の旅行者」ともいわれるそうです。

ちなみに学名は「Astraeus hygrometricus」で、
「 星形の湿度計」という意味だそうです。

言いえて妙ですね(*^^)v