カラマツ

昨夜から今朝まで雨が降っていました。
ルーバーの窓からしとしとと雨音が聞こえてきました。
冬の乾燥も一段落したかも・・。
実家の庭から最後に摘んできて洗面所に挿した、マサキの実が
はじけて、中からオレンジ色の種が顔を出していました。

さて、きょうは南木曽にあった「カラマツ」をお届けします。
日当たりのよい所に葉が美しく黄葉したカラマツが生えていました。
植えられたカラマツのようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉の付いた様子が唐絵(中国の絵画)のマツに似ているため、
カラマツと名付けられたそうです。

国産の針葉樹で唯一、落葉します。
なので、「落葉松」とも書かれます。

そういえば、北原白秋の詩歌がありましたね。

「落葉松」

からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。

日本の固有種で、本州の宮城、新潟県以南から中部山岳地帯に
自然分布するそうです。

古くなった松かさが木にそのままついており、黒っぽく見えています。
今頃は冬に備えてそろそろ葉を落としていることでしょう。

マツ科の植物です。

アカマツ

先日、銀杏を漬物石の上に乗せて殻に傷をつけ、封筒に入れて
レンジにかけ、殻をとり、アツアツのうちに翡翠色の銀杏を
いただきました。
ほろ苦さと甘味を感じることができ、満足、満足~^^v
ほんとは松葉でもあれば、それに刺してもっと風情があったで
しょうが・・。
ちなみに、銀杏は栗より、蛋白質や脂質や無機質、そしてビタミンAが
多いそうです^^。

さて、きょうは「アカマツ」をお届けします。
文字通り、幹が赤いのでアカマツ(赤松)と名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

クロマツが「雄松」と呼ばれることに対して、より、葉が細く柔らかく、
手で触っても痛くないので「雌松」と呼ばれることもあるようです。

もっともよく見られる普通のマツで、北海道南部、本州、四国、
九州、屋久島に分布します。

また、マツタケはアカマツ林に生えます。

マツ科の植物です。

メリケンカルカヤ

公園のユリノキは少し前まで黄色の葉でしたが、薄茶色に
変わっていました。
はらはらと落ちてきた軍配形の葉を拾いました。
過去記事はこちら→ユリノキの実

さて、きょうは「メリケンカルカヤ」をお届けします。
アメリカから来たカルカヤということで名付けられた、
北アメリカ原産の帰化植物です。
第二次大戦後の1940年に愛知県で確認され、現在では関東地方以西に
広く分布しているそうです。
乾燥した荒れ地や空き地、道端から湿った放棄水田や畔、湿地まで
生えるそうです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

秋に高さ50~80センチ程の直立した稈(かん:イネ科の茎のこと)を
多数伸ばし、稈全体に穂をつけます。
穂には白く長い毛があります。

種は風に乗り散布されます。

直立した稈は種が熟す頃、赤褐色に色づき、越冬することが多いそうです。

イネ科の植物です。