クマシデの実

午前中、お墓参りに行ってきました。
昨日より暑く、気温は37.6度でした。
でも我が家の駐車場やお墓の近くの野原にも赤トンボの姿が見られました。

さて、柿其渓谷の植物の続きをお届けします。
渓谷の橋の袂にホップのような実が鈴なりに付いている、大きな木が
目に付きました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

シデの類のようでしたが、帰宅して調べると「クマシデ」でした。
「熊四手」と書きます。
注連縄や玉串に付けられる白い紙を折った「紙垂(しで)」(四手とも書く)に
似ていることから、また、シデの仲間の中では、果穂が最も大きいのでクマと
名付けられたようです。

山地の谷沿いに多く生え、高さは15メートル程の落葉高木です。

葉は互い違いに付いて、長さ6~11センチ程で幅2~4センチと細長く、
先は尖っています。
そして、はっきりした側脈がたくさんあり、20~24対もあるようです。

果穂は数センチの柄があって垂れ下がり、長さ5~6センチ程です。

秋には美しく黄葉するそうです。

果穂も夏までは淡緑色、秋が深まるとしだいに茶色になるようです。

本州、四国、九州に分布します。

カバノキ科の植物です。