ユリの伝統

去年よりユリの開花が早いとか・・、近くの公園では、ユリは
そろそろ終わりがけでした。

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ユリは名古屋の市の花です。
写真のは園芸種です。

さて、きょう、久しぶりに「植物と行事」という本を読んでいたら、
偶然「ユリの伝統」という項目がありました。
なかなか興味深い内容でした。

6月17日に奈良の率川(いざかわ)神社で三枝(さいぐさ)祭りが
行なわれるそうです。
三枝はササユリのことで、このササユリの花を手にした4人の巫女
が舞う神事だそうです。
また、百合根は日本の伝統食料など・・。
あと、ユリの語源等・・。

詳しくはこちらを↓
湯浅浩史著  植物と行事~その由来を推理する~ 朝日選書478

<余談>
ネットで率川神社を調べたら、「いさがわ」神社となっており、
三枝も「さいくさ」となっていました^^;;

クヌギエダイガフシ

梅雨の晴れ間が続いています。
車で走っていてもザクロの朱色の花がよく目に飛び込んできます。
この頃、昼間にふわふわとはかなげに飛ぶ様が蛾と思えない?
黒地に白の鹿の子模様のカノコガをよく見かけます。

さて、1ヶ月程前のことですみません^^;;
5月の連休中に行った雑木林に、茶色の実のようなものが付いた枝が
ありました。

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帰って調べると、どうも「クヌギエダイガフシ」のようです。
クヌギエダイガタマバチによって若い枝に作られるそうで、果実と
まちがえそうな形の虫こぶです。

直径1センチ程のほぼ球形で、イガイガの突起が反り返りながら
群生し、この突起には軟毛が密生しています。
触っても痛くありません。

クヌギの枝に出来たイガ状のフシということです。

よく見ると小さな穴が開いていました。
どうもここからクヌギエダイガタマバチが、秋に羽化し、外に出て
いったもようです。

本州、四国、九州に分布します。

バイカウツギ

車で近くの公園を通りかかったら、連れ合いが「あれっ?
バイカウツギじゃない?」と言うのです。
気になったので、後から一人でこっそり、もう一度現場に行き
確かめました(笑)。

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ヤブ蚊に献血しながら?いや、命がけでかゆみと戦いながら・・
写真を撮ってきました!!?(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ

きょうはこの「バイカウツギ」をお届けします。
「梅花空木」と書きます。
花が梅に似ているから名付けられたそうです。

葉は柔らかな感触で、向き合って付いています。

葉の先は尖って、縁に突起状のギザギザがまばらにあり、
先が禾のようになっています。

テールベルト色の葉表は、ビロードのような感触で、
ルーペで見ると葉脈上にまばらに柔らかな白い毛が生えていました。

灰緑色の葉裏はこんなふうに葉脈が目立っていました。

葉裏は全体に白い柔らかな毛がびっしり生えていました。

径2.5~3センチ程の白い花びらがもう落ちかけているのもありました。

雌しべの柱頭は4つに分かれ、、ガク片の外側には毛が生えていました。

花びらは4枚。たまに5枚、6枚のもありました。
公園に植栽されていたので、園芸種だと思います。

本州(岩手県以南)、四国、九州の山地に自生するそうです。

落葉性の低木で、古くから庭木や生け花の花材としても親しまれていますね。

ユキノシタ科の植物です。