オオジシバリ

日曜のお昼、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらは雨上がりの新緑が綺麗です。

湿った所に咲いていたタンポポに似た黄色の花、近寄って見ると、
タンポポではありませんでした。

帰宅して調べたら、「オオジシバリ」でした。
きょうはこの「オオジシバリ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

オオジシバリは、水田の畦など湿った場所によく生えるようです。

花の大きさが2.5~3センチ程とタンポポと同じくらいの大きさです。

写真の下部、へら形に見えるのが、オオジシバリの葉です。
長い柄があります。

そして、花の真ん中、黒っぽく見えるのは雄しべです。

北海道~九州に分布します。

キク科の植物です。

ヤブツバキ

そろそろマンションの椿も終盤を迎えるものもボツボツ・・。
今年も園芸品種ですが、ベニボクハンから咲き始め、ウズ
ワビスケ、アカシガタ、カモノホンアミ、シロスミクラ等が
次々と咲き、目を楽しませてくれました。

きょうは「ヤブツバキ」をお届けします。
日本人とツバキのかかわりは五千年の歴史を持つようです。
福井県にある鳥浜貝塚という縄文時代の遺跡から出土した、
赤い漆塗りの櫛に藪椿の材が使われていたそうです。
斧の柄にも堅く粘りがある藪椿の材が使われていたそうです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

また、万葉集に詠まれているツバキも藪椿だそうです。
これらの歌でイメージされているのは、ツバキの赤い花ではなく、
艶があって生命力の溢れる厚い常緑の葉のようです。

花粉をメジロなどの鳥に運ばせるため、鳥が触れても大丈夫なほど
花全体も厚くしっかりしており、蜜も豊富にあるようです。

冬には熟した実が割れ、種が現れます。これで椿油を採ります。

自生の北限は青森県のようです。

ツバキについてもっと知りたい方はこちらもよかったらご覧ください。
神木ツバキとその語源について

ツバキ科の植物です。

マツバラン

雨上がりの強風に桜の花びらがどんどん散っていきました。
我が家の玄関前も風が運んだ花びらが吹き寄せに・・。
♪桜の花よ 散りなさ~い♪
きょうは一日家にお篭りでした。
さて、我が家に随分前からある「マツバラン」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「松葉蘭」と書きます。
茎が二つに分かれ、松葉のようなので命名されました。
また、帚(ほうき)状の姿から、別名をホウキランとも言うそうです。
フムフム、これは納得。(*^∇^* )
でも、ランと名が付きますが、ラン科でありません。(一。一;;)エッ?
答えはこの記事の最後に・・^^。

茎には葉がなく、二股に分枝しています。
分岐した枝は3稜があり、所々、小突起が稜の上に散在しています。

薄茶色~黄色っぽく見える部分には胞子が付いていました。

どうやら、胞子のうは3つに分かれているようです。

茎だけでできている「根も葉もない」ユニークな植物です。

鉢から抜いてみました↓

地下茎には菌類が共生しており、菌根のような状態で
栄養を得ているのかな。

マツバランは江戸時代から観賞植物として栽培され、
古典園芸植物の一つでいろいろな品種があります。
ちなみに我が家のは「水晶楽」という品種です。

本州(太平洋側は宮城県、日本海側は石川県以南)、
四国、九州、琉球、小笠原に自生しますが、
どんどん自生地は激減しています。
我が愛知県ではレッドデータブック(環境省絶滅危惧II類)に
指定されています。

主に岩の割れ目に生えることが多く、熱帯・亜熱帯域では
山地の自然林の樹幹に着生します。

答え^^↓
マツバラン科です。
そしてシダ植物です。(@^^)/~~~
マツバランはマツバラン科では日本唯一の種だそうです。