ウリカエデの芽吹き

きのう、部屋にあるザミオに新芽が出ていました。
雨が上がり、日に日に緑濃くなるケヤキに、ヒヨドリが2羽、
出たばかりの花芽を食べに来ていました。

さて、きょうは低山の林の縁にあったウリカエデをお届けします。
冬芽が動いていました。

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やや赤みを帯びた先(鱗片葉)が開きかけています。

開くと、中から1対の葉と淡黄色の花が垂れ下がっていました。
10個ほどの蕾のうち、2~3個ほど開きかけていました。

葉は浅く3裂していました。無分裂のもあるそうです。

まるで淡黄色のつまみかんざしが春を知らせてくれてるようです。

「瓜楓」と書き、樹皮の模様がマクワウリの縦縞模様に
似ていることから名付けられました。

日本固有の植物だそうです。

本州(福島県以南)、四国、九州に自生し、
北陸地方にはまれだそうです。

カエデ科の植物です。

ケヤキの花

マンションの桜は3分~5分咲きです。

4~5日前からマンションのケヤキの様子が違ってきました。
新しい葉が出てきたようです。
いつもより早いようです。
皆さんはケヤキの花を見たことがありますか?
ケヤキの花は葉の展開と同時に開くと聞いていたので、
是非見たいと常々思っていました。
ケヤキは高木なので、見上げてもまず見えません(笑)。

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手に届く枝を引っぱって見たりすると、葉の付け根の
あたりに段状に付いた花を見つけることができます。
マンションの階段で、たまたまうまい具合に花の付いている枝が
見つかりました。

こんな大きな木に、こんなに小さな花をつけるなんて・・・
と思うかもしれませんが、ケヤキの花は風媒花といって、
風が頼りで、虫媒花のように目立つ必要がないのです。
花の大きさがわかるよう、指入り写真でお届けします(笑)

雌雄同株であり、新しい枝(本年枝)の基部に雄花が、
先端に雌花が付きます。

雌花は緑色、新しい枝の先の葉腋に付き、白い毛の密生した
2つに分かれた柱頭があります。

雄花も緑色、新しい枝の基部に数個、集まって付きます。
下の写真、左端の3個かたまって付いているのが雄花です。↓

4~5裂した花被(ガクと花びらが区別がつかないものをいう)の中に
4~6個の雄しべがあります。
雄しべの先端にある葯は2つの袋からなっています。

また、雌花と雄花の間にあった花は両性花でした。

私が写した写真は咲き初めで、雌花と両性花の柱頭が露出して
いますが、雄花と両性花の葯はまだ花粉を出していなかったようです。

ニレ科の植物です。

コブシ

朝から階下の庭にアオジが来ていました。
しばらくぶりに車窓から街路樹を見たら、ハクモクレンがもう
散り始めていました。
きょうはこのハクモクレンに似た「コブシ」をお届けします。

そういえば、青空に白い花がいっぱい咲いている「コブシ」の
図案の切手もありましたね。
♪ こぶし咲く  あの丘 北国の ああ 北国の春 ~♪
北国の春の訪れを知らせる花ですね~。

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北海道から九州に分布する落葉高木です。

「辛夷」と書きます。
蕾が開く直前の形が子供の握り拳に似ているところから
名付けられました。
また、コブシの実はゴツゴツしており、その実の様子から
「こぶし」と命名されたとの説もあるようです。

よく似た花のハクモクレンより、コブシの花は小さめで
花びらの幅も狭く、平たく開きます。花びらは6枚です。

コブシは花が咲く時に花のすぐ下の葉が出ていますが、
ハクモクレンでは花の時期には葉がありません。

モクレン科の植物です。