タイワンモクゲンジの実

随分ご無沙汰してしまいました^^;;
今朝9時過ぎ、マンションの桜の木に久しぶりにヤマガラが姿を見せてくれました。
ほどなくメジロやシジュウカラ、ヒヨドリもお出まし~♪

さて、近くの某大学の敷地内に、紅葉したようなピンク色に染まった大きな
木が歩道側から見え、11月下旬頃から気になっていました。
ほとんどの紅葉は終わりがけとなり、もう冬なのに、赤い花がいっぱい
咲いている?
いったい何の花かな?と思っていたところ、きのう、構内にたまたま
庭師さんらしき姿を見かけたので、塀の外から思い切ってお声をかけ、
お尋ねしてみました^^;
そうしたら、花ではなく、実とのお答え。
木の名前は「タイワンモクゲンジ」とのことでした。

あれΣ( ̄□ ̄;)!?「タイワンモクゲンジ」って!?
すっかり忘れてました~;^▽^A アセアセ ・・
あ、ありました!ありました!4年前に花をアップしてました~(^_^;;)。

花や葉の様子はこちら→過去記事へどうぞ→タイワンモクゲンジ

秋に小さな黄色の花を付け、あっという間に咲き終わり落ちた花。
4年前に別の場所で撮ってあった写真を1枚追加しておきます。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

黄色の花の後にピンクの実が・・

ピンク色した実(正確には果皮)が、びっしり付いているので、
遠目には花のようにも見えるんですね^^。
この実(果皮)が鈴生りにつき、とっても綺麗です。
見ごたえのある実とは、このことだったんですね~♪

この果皮はやがて紅褐色に変わり、中の実が熟すそうです。
果皮の中には、直径5ミリ程で黒くて硬い種が2、3個入っているそうです。

沖縄では街路樹として植えられており、沖縄の秋を彩っているとのこと。
綺麗でしょうね~♪
この街路樹の下を歩くって想像しただけでうれしくなります^^v

ムクロジ科の植物です。

ツルグミ

おととい、久しぶりに丘陵地の雑木林に行ったら、林の縁に
グミの花が咲いていました。
ナワシログミか?と思いつつ、帰宅して調べると、どうも違って
「ツルグミ」だったようです。
「蔓茱萸」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

半つる性の常緑低木です。

ふつう、枝にはトゲがほとんどないようです。

革質の葉は互い違いに付き、長さ4~8センチ程の長楕円形で、
葉の脇に1~4個ずつ、白っぽい花がまとまって付いていました。
まだ、蕾が多い枝↓

花びらは退化しており、花と見られるのは本当は
筒状の白いガクだそうです。
先が4つに分かれたガク筒の外側には、橙色っぽい
ポツポツしたような模様が全体に見られます。
また、ガク筒の内側は白色で、四角く開いた中には
雄しべが4つ、雌しべが1本ありました。

ひっくり返して撮りました^^;↓

花からは甘くいい香りがしていました。

開花している花の様子↓

葉の表は緑色でやや光沢があり、毛は無くつるっとしていました。

お次は葉裏↓

葉の裏は赤褐色というか、光の加減では金茶色にも見えます。
ルーペで見たら、葉裏全体に小さな黒っぽいもの?が点在し、びっしりと
短い毛のようなものが生えており、おぉ~っと思わず感嘆の声が・・(笑)。
これを専門用語では星状鱗片というそうです。
なんとか撮れたつもりですが、私のカメラではこれが限界です(泣)。。
葉裏のアップ↓

もう一度よく見ると、小枝も赤褐色で星状鱗片で覆われており、
ガク筒の外側のオレンジの模様がある全体も星状鱗片で覆われていました。↓

ツルグミとナワシログミの花は秋に咲きます。

本州(関東地方以西)、四国、九州に分布しています。

グミ科の植物です。