飛雁を見る二美人

実家にある白梅がちらほら咲いてきました。
きょうはきのうと打って変わって風のない穏やかな一日でした。
fabもいつもと違って久々に絵に出てくる植物を紹介します。

さて、きょうお届けするのは、鈴木春信の浮世絵、
「飛雁を見る二美人」(部分)1768年頃の作品です。
春信が亡くなる2年前43才頃の作品のようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

隊列を組んで鳴きながら飛んでいく雁を見送る女二人、
その縁側の欄干越しに白梅が咲いています。

この梅で、秋ではなくて、春の渡りの季節だとわかりますね。

また、彼女たちが着ているきものの柄は、向かって左の女のは折鶴、
右の女のは雪笹ですね。
あまりきものには詳しくないのですが、冬から春にかかる、
ちょうど今(如月)の季節かと思われます。

なぜか?というと、
折鶴は平和への祈り→平和は”はる”とも読む→春に通じる。
雪笹は笹に被る雪 →笹の上に積もった雪が溶け、倒れていた
笹が起きあがる→春になる期待・・。
以上、私の勝手な解釈でした_(・_.)/ コケッ。。

あ~っ、春がはやく来てほしいよ~。\(^o^)/
でも花粉症はいやだよ~。(;´ρ`)
きょうは浮世絵で遊んでみました~(*^^*)

追伸:この後、ネットで雁について調べていたら・・
「雁を見上げる羊飼いの少女」ジャン=フランソワ・ミレーの
パステル画 1865年の作品という絵がありました。
やはり、列をなして渡って行く雁たちを、二人の羊飼いの少女が
見上げてる~なんだかよく似ているような・・?↓

雁を見上げる羊飼いの少女

残念ながら、本物はまだ見ていません。
機会があれば、見てみたいな~。

シロハラ

きょうは久々に鳥の紹介です。
「シロハラ」という鳥を紹介します。
今朝、思いがけず、マンションの庭で発見しました。
きのうは雨でしたが、軒下の植物にも水をやろうとベランダに出たら、
いきなり聞きなれない鳥の声がしたので、目を凝らしたら、なんと
梅の木に、ヒヨドリよりやや大きく丸っこく、ハトよりは小さい鳥が
止まっていました。
お腹が白いのでひょっとしたらシロハラか?と思い、あわてて
カメラを取り戻ったのですが、結局うまく写せませんでした。
すぐに図鑑やネットで調べたら、大当たり!!
やはりシロハラでした。

じつはシロハラは過去に2度ほど、目にしたことがありました。
一度目は、数年前に名大の林の中でチラッと顔を出した時。
二度目は、2年前の1月に東山植物園の林で・・。
そして今度は、鳴き声まで聴けたのでとてもうれしかったです(*^^)v

二度目にあった時の写真です↓
ピンボケですみません、お許しを・・m(_ _)m

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

コウヨウザン

いつも所用が多く車で移動ばかりですが、きょうは久しぶりに
地下鉄の駅まで歩きました。
歩くといろいろなものが発見できますね。
鳥たちに出会いました。
今朝もカラスやヒヨドリはもちろん、ジョウビタキの♂に
出会いました。
あとは声はすれども姿は見えず・・でしたが・・^^;

さて、きょうは「コウヨウザン」をお届けします。
「広葉杉」と書きます。
スギと似ていますが、葉の幅が広いため、名付けられました。

中国南部~台湾の原産です。

日本には江戸時代後期に渡来し、神社に植栽されることが多く、
大きなものでは樹高30メートル程になるそうです。

樹皮はこんなふうで、長く繊維状にはがれます↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高木なので仰いで撮りました。
径3~5センチ程の実が付いていました↓

アップで・・↓

マツカサに似ていますが、先が尖っていますね。

まだ、若い実(緑色)もありました(11月に撮影)↓

葉は長さ3~7センチ程で互い違いに付いています。
葉の表は濃い緑色で光沢があり、裏側はやや白っぽかったです。

雌雄同株です。

スギ科の植物です。