山の方ではキリの花の紫が目だってきました。
街のあちこちでモッコウバラの黄色が目を引きます。
地味なところでは、ケヤキの葉が急速に展開してきて、日に日に
緑が濃くなってきましたよ。
さて、きょうは山の林の中にあった「ホウチャクソウ」をお届けします。
「宝鐸草」と書きます。
「宝鐸」とはお寺のお堂の軒先の四隅に吊り下げられた大型の風鈴(風鐸)
飾りのことで、垂れ下がって咲く花の姿がこの宝鐸に似ているので、
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
丈は30〜60センチ程です。
葉は互い違いに付いて、茎は上部で分かれています。
よく見ると、花の先端ほど緑色が濃くなっていますね。
花の形は筒状で、これ以上は開かないようです。
花期は5月から6月中旬だそうです。
ユリ科の植物です。