キブシ

午前中は今にも降り出しそうで、結構、風もあり、きのうと比べ、
随分と寒く感じられましたが、午後から晴れ間も出てきました。
風の中、桜並木を歩く、入学式帰りの親子の姿も見受けられました。
車で桜のトンネルなど通りましたが、風で花びらが絶え間なく
落ちてきて、まさに花吹雪~♪
車道脇には落ちた花びらの吹き溜まりができて、ピンクのラインが
できていました。
また、車が通る度に花びらが舞い上がって、まるで花びらが
競争しているようにも見えました。

さて、きょうはハンノキと同様、早春から
林を飾っている花「キブシ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「木五倍子 」と書きます。
五倍子(ぶし)とは、ヌルデの虫こぶから取れるタンニンのことで、
江戸時代には鉄漿(おはぐろ)に使ったらしい。
キブシの実を五倍子の代わりに用いたことから、木五倍子と
いわれるようになったそうです。

高さ3~5メートル程の落葉低木で、葉が出る前に花が咲きます。

釣り鐘型で淡黄色の花が枝から垂れ下がって目立ちます。
まるで、つまみかんざしのよう・・^^。

普通は雌雄異株だそうですが、これは雄株の雄花かな?
淡黄色の花びらは4枚、雌しべは1個、雄しべは8個ありました。

北海道西南部~九州、小笠原の山野や林に分布します。

キブシ科の植物です。