アシタバ

きょうで仕事納め、掃除をしながら急に明日という字は明るい日と
書くのね~♪という歌を思い出しました。
今年は公私ともに大変な年でした。
明日は常に未来を指しています。
あしたは・・と未来に託して、きょうは、今月中旬に知多半島の
海岸近くで出逢ったアシタバをお届けすることにします。

「明日葉」と書きます。
今日、葉を切り取っても、明日はまた若葉が出てくるということから
名付けられました。

関東、東海、紀伊半島、伊豆諸島、小笠原の暖地の海岸に自生します。

やや暗い寺社林の林縁にフウトウカズラの群落がありました。
その中に横倒しになりながら花を付けているアシタバがありました↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

草丈は1メートル 程 でした。

花をアップで・・。↓

花が終わって実になる途中?のようなものも見られました。↓

葉の縁には粗いギザギザがあります。
光沢のある若葉は食用にでき、栽培もされます。
昨今は健康食品としてもよく知られていますね。

全体に強靭で発育が速いです。

セリ科の植物です。

これでfab2011年最後の更新とさせていただきます。
今年は皆様には少ない更新にもかかわらず fabをお引き立て
下さいまして 、有難く思っております。
来年もゆるりと続けていきたいと思っております。
では、どなたさまも良いお年をお迎えください。

メハジキ

朝起きた時から、結構、雨が降っています。
鳥の声も聞こえません。

きょうは「メハジキ」を紹介したいと思います。
「目弾き(めはじき)」と書きます。
昔、子どもがこの茎をまぶたに貼って目を開かせて遊んだことから
名付けられたそうです。

この写真は去年10月下旬の午後4時半頃、林の縁で撮りました。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

次の写真は今年10月下旬のお昼ちょっと前、林道脇の崩壊地で
撮りました。↓

高さは1メートル程、茎はまっすぐ伸び、四角で、細かい毛が
生えていました。

上から見ると葉が十字状に出ていて、上の方の葉は細長く、
下の方の葉は3つに深く裂けていました。
下の方の葉↓

花は唇形で淡紅色でした。

黒い実が付いているのもありました。↓

花期に全草を刈り採り日干しにして乾燥したものは、益母草
(やくもそう)といいます。母の益になる薬草という意味があり、
中国では古くから子宝の薬草、婦人薬として利用されてきたそうです。
そう言えば、韓国ドラマ「イ・サン」にも益母草が出てきましたね^^。

本州から琉球に分布しているそうです。

シソ科の植物です。

マメアサガオ

先日のマルバアメリカアサガオのすぐ横に、それより小さくて白い
やはりアサガオのような花が咲いていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

つる性の帰化植物「マメアサガオ」でした。
きょうは「マメアサガオ」をお届けします。

「豆朝顔」と書きます。
朝顔に似ているとても小さな花を付けることから名付けられました。

花は1.5センチ程の白い漏斗状の花で、先は浅く5裂し尖っています。

実になっていたのもありました↓

ガクが反り返っていました。

1950年代に北米より渡来したそうです。

本州中部以南の暖地に見られ、荒地や道端、河原等に
生育しています。

ヒルガオ科の植物です。