モチツツジ

梅雨の晴れ間が続いています。
ベランダのデンドロビウムが終わり、ダイアモンドフロスト
咲き揃ってきました。

きょうは林縁に咲いていた「モチツツジ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

一般に「餅躑躅」と書きます。
花柄が餅のように粘りがあるので名付けられたという説や、
花柄の粘りが 鳥もち に似ているので名付けられた
という説があります。

花の色は淡いピンクです。
花びらは5枚あり、濃紅色の斑点があります。
雌しべ1本、雄しべ5本です。

花のガクや柄、葉の両面に腺毛が密生し、そこから
分泌される粘液によりネバネバしますが、花は意外に
虫に好かれ、食べられ穴があいたりして、痛んでいない花は
そう多くはありません。

花殻等が粘液のため葉にくっついたりして、
見た目に損をしている花かもしれませんが、なかなか
味わいがある花だと思います。

4~6月に開花します。

半落葉の低木です。

山梨県と静岡県~岡山県までの本州と四国に分布します。

ツツジ科の植物です。

<お知らせ >
本日、mushifab更新しました!
「あっち向いて~♪」です。
ページ右上のバナー、☆むしふぁぶ☆よりお入りくださいm(_ _)m。

エゴノキ

キョウチクトウが咲いてきました。
おととい、こちらは梅雨入り宣言がありましたが、
きょうは快晴で真夏日になるとか・・。

エゴノキが白く清楚な花を咲かせていたので
お届けしたいと思います。
花は2~3センチ程の長い花柄があって、
垂れ下がって咲きます。
下から見上げて・・↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

若い木の樹皮は滑らかで赤褐色~黒褐色です。

花は直径2.5センチ程で雄しべは10本。

落葉する小高木です。

昔から庭木としても人気があります。

花期は5~6月です。

北海道、本州、四国、九州、琉球に分布します。

<お知らせ >
本日、mushifab更新しました!
「アサヒナカワトンボ」です。
ページ右上のバナー、☆むしふぁぶ☆よりお入りくださいm(_ _)m。

カモガヤ

ここ数日、爽やかなお天気が続いています。
アカンサスやチェリーセージも綺麗に咲いています。
デンドロビュームは終盤になってきました。

きょうは地味な「カモガヤ」に花が咲いていたので
紹介します。
「鴨茅」と書きます。
鴨茅は明治13年頃、俗名Cock’s foot grass のCockをDuckと
見違えたもので本来はトリノアシガヤとするところであろう
と、牧野新日本植物図鑑に書いてありました。
カモガヤは別名オーチャードグラスとも呼ばれ、
ヨーロッパから明治初期に牧草として渡来したものですが、
今では逸出して各地に帰化しています。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

イネ科の葉は上半分が葉身、下半分は葉鞘と呼ばれます。
葉身と葉鞘の連結部の内側、葉の付け根に扁平で薄い膜状の
付属物「葉舌」があるのが特徴です。
わかり辛い写真で申し訳ないのですが(^^;)
写真真ん中より、少し上、葉の付け根に上向きに付いている
白っぽい三角状のが「葉舌」です。↓

葉舌は1センチ程あります。

また、葉鞘の真ん中には稜があります。

花期は5~7月です。
ちょうど、花が咲いていました。

雄しべの白い花糸に黄色の葯が付いています。

 

あ、風が吹いてきました。

白いブラシのように見えるのが雌しべの柱頭。

カモガヤは花粉症の原因植物のひとつとなっています。
早速、退散ですε=ε=ε=ヾ(。>ω<。)ノ゙

北海道、本州、四国、九州に分布します。

イネ科の植物です。

<お知らせ >
本日、mushifab更新しました!
「ニホンカワトンボ」です。
ページ右上のバナー、☆むしふぁぶ☆よりお入りくださいm(_ _)m。