ヨルガオの実

雨が降ったり止んだりし、少し寒く感じました。
雨に濡れた色とりどりの小菊には風情がありました。
ビワの木の上の方に巻き付いたツルウメモドキの実の黄色も見えました。
そして、白いビワの花も咲いていました。
もう、冬はそこまで来ていますね。

きょうは晴れ間をみて、先日お友達にいただいた夕顔の実とやらが
やっと撮影できました。
でも、どうもあの干瓢(かんぴょう)を作るウリ科のユウガオと
思えないので、調べてみました。
すると・・やはり、これは正確には「ヨルガオ」でした。
きょうはこのヨルガオの実をお届けします。↓

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ヨルガオは夜顔と書き、俗には白花夕顔とも言われ、お花屋さんや
ホームセンターでは夕顔の名で売っているらしいです。
「ユウガオ」と「ヨルガオ」、混乱されがちですが、全く別の植物です。

撮影後、実の中身が気になったので触ったらすぐ割れて、中から
種が出てきたので、また、≧[◎]oパチリ。

↑一番初めに割れた実に種は3個入っていました。
白い種二つと黄色っぽい種がひとつ。
2番目と3番目に割れたのには、それぞれ2個入っていました。
(この後、もうひとつ別の実を割ると、種は1個だけ入ってました。)
大きさ1センチ程の種は白色をしていますが、未熟ではないようです。

熱帯アメリカ原産です。

ヒルガオ科の植物です。

スズメノヒエ

朝方まで雨でしたが、10時には青空も見えるようになりました。
階段に落ち葉がいっぱい張り付き、その上にケヤキの黄色の葉が
風に舞ってハラハラ落ちています。

きょうは里山で出逢った「スズメノヒエ」をお届けします。
「雀の稗」と書きます。

高さは40センチ程です。
分かれた枝に小穂が2列になって付いています。

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葉は線形で、葉鞘(ようしょう)とともに、開出する白くて
長い軟毛が生えています。
葉鞘は刀の鞘(さや)のように茎を包んでいるものを指し、ここでは
1枚の紙を巻きつけたような形です。

小穂は円形で先がわずかに尖り、扁平で平らな面を外側に向けて
います。↓

小穂はほとんど無毛だそうですが、この個体はよく見ると開出する
微毛がありました。

淡緑色の小穂は、熟すと淡黄色になるそうです。

見辛いですが、写真の一番左端と5番目の小穂からひげのような
ブラシのような黒っぽいものが見えていますが、これは雌しべの柱頭
のようです。

この写真には写っていませんが、雄しべの葯は黄色だそうです。

株元はこんなふうでした。

本州、四国、九州、琉球に分布します。

イネ科の植物です。

アオミズ

早朝の雨も上がり、秋晴れの一日となりました。
舗道にはイチョウやトウカエデやサクラの落ち葉が
モザイクのように散らばっていました。
庭の一角には色とりどりの小菊が・・。
いい季節ですね~^^v

さて、きょうは里山にあった「アオミズ」をお届けします。

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山地の湿り気のある所に生えていました。
草丈は30~50センチ程です。
茎は緑色でほぼ直立していますが、水分を多く含んだ感じで、
全体的には柔らかい雰囲気です。

茎を触ったら角張っていました。

葉は向かい合って付き、長さ3~10センチ程の卵形です。
葉柄は長くて、葉裏はやや白っぽく、葉の3主脈が目立っています。
葉の縁に3角形のギザギザが5~10対あり、先が尾状に尖っています。

葉と葉柄の付け根に毛が生えていました。
葉の脇に短い花柄を出し、小さな花を多数付けます。

少し赤っぽく見えるのは雄花で、葯は白色。
緑色のは雌花で、雄花と雌花が混在することもあります。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

イラクサ科の植物です。