ヌスビトハギ

こちらは午後から雨模様になりました。
連日のように色々な災害報道がされています。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
また、一刻も早い復旧がされることを願っています。

さて、今日は在来種の「ヌスビトハギ」をお届けします。
少し湿った林の縁に生えていました。
以前に、帰化植物の「アレチヌスビトハギ」を取り上げました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生え、高さは
60~120センチ程です。

茎はよく分枝し、葉は3つでひとつの葉になります。
3つのうちの真ん中の葉は、長さ4~8センチで幅2.5~4センチの
卵形~長卵形で、左右の脇の葉はやや小さい。
そして、葉脈は葉の縁まで届いています。
葉は互い違いに付いています。

花は蝶形花でまばらにつき、アレチヌスビトハギより小さめで
長さ3~4ミリ程です。
色もアレチヌスビトハギより控えめで淡紅色です。

名の由来となる実は2個からなります。
この、実の数がアレチヌスビトハギと区別する決め手となります。
くびれが深く、熟すと関節で切れ1個ずつバラバラになって落ちます。
実は衣服にくっつきます。

北海道、本州、四国、九州、琉球に分布します。

マメ科の植物です。