ミカンバガクアジサイ

アジサイの葉陰に小さなカタツムリの赤ちゃんが・・。
今はアジサイが真っ盛りですね。
梅雨空に映えて目を引きます。
アジサイの種類は結構あり、50種類以上あるようです。
きょうはお友達からいただいた「ミカンバガクアジサイ」を
お届けします。

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「蜜柑葉額紫陽花」と書きます。

額咲きで、肉厚、光沢のある葉で、ミカンの葉のように
葉の縁がつるっとしているので名付けられました。

葉は向かい合って付いています。

そして、特徴としては装飾花の花びら(ガク片)の縁が
ギザギザしています。

中心にある本当の花はこんなふうでした。↓

ユキノシタ科の植物です。

参考:
伊豆大島の野生萼紫陽花の中から突然変異株として発見された。
葉は小さく葉緑に鋸葉がありません。
-六甲森林植物園解説より-

バイカツツジ

6月に入り、4日に毎年恒例のコシアキトンボの姿を
マンションの庭で見ました。
そして、昨日(8日)こちらは梅雨入り宣言が発表されました。
きょうの記事は5月末に行った八曽山の植物です。

山地の林縁にナツハゼに続き、「バイカツツジ」を見つけました。
「梅花躑躅」と書きます。
花がウメの花に似ているため名付けられました。

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高さは1~2メートル程の落葉低木です。

樹形は全体に細くひ弱な感じがします。

枝は灰褐色で細く、枝先に集まって互い違いに葉を付けます。
葉は薄く、葉柄に長い毛があります。
葉表には毛が散在し、葉裏の主脈上には長い毛があります。

花は直径2センチ程で、5つに切れ込んで反り返っています。
そして花には白地に紅紫色の斑点があります。
それが赤い輪のようにも見えます。

雌しべは1本、雄しべは5本ありますが、うち下3本は長くて
目立ちます。
また、花の真ん中には白い綿毛が見えています

北海道南部から本州、四国、九州に分布します。

ツツジ科の植物です。

ナツハゼ

先週、ウグイスやセンダイムシクイ(♪焼酎一杯グイーッ!)の声や、
川のせせらぎの音を聞きながら長い林道を歩いて行きました。
その林道は、どこにでもテイカカズラがあり花を付けていました。
また、草むらには色とりどりのケムシがおり、目の前にちょいちょい
ぶら下がっていたりしました^^。
大きな岩の所を通りかかると、テングチョウが数十匹の群団でお出まし~^^。
まさにテイカカズラとケムシとテングチョウのオンパレード!
今までにない凄い光景を見せてもらった後、滝に着きました。
とても良い滝でリフレッシュした後、いよいよ山頂へと・・・。
途中の林縁にスズランのような小さな花が咲いている木を見つけました。
「ナツハゼ」でした。
というわけで・・きょうはナツハゼをお届けします。

「夏櫨」と書きます。
夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名付けられました。

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高さは1~3メートル程の落葉低木です。

ナツハゼはこの山のように花崗岩の土を好むようです。

茎は赤味がかった緑色で毛が生えています。

葉は互い違いに付き、長さ4~10センチ、幅2~5センチ程になり、
先は尖っています。
葉の両面に粗い毛が生え、縁にも毛がはみ出るように生えているため
一見ギザギザに見えます。

花は赤っぽく、長さは4~5ミリ程の鐘形です。
花の先は浅く5裂して反り返っています。

雄しべ10本、雌しべ1本あります。

枝は灰褐色です。

花期は5~6月。

実は晩秋に黒く熟すと甘くなり美味しく食べられるそうです。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

ツツジ科の植物です。