トチバニンジン

今朝、梅雨空の中、黄色のミニバラが咲きました。
そういえば、きょうは父の日でしたね。

さて、昨日またまたフィールドに出かけました。
初めて出逢った植物もいくつかあるので、ボチボチいきたいと・・
思っています。
手始めに「一番の収穫」と相方がのたまう「トチバニンジン」
から~(^m^)うふふ…。

「栃葉人参」と書きます。
やや湿り気のある山地の林内に生えていました。
江戸時代から知られていた朝鮮人参と同じ仲間で、葉がトチノキの
葉に似ていることから名付けられました。
別名は生薬名ともなっている竹節人参(ちくせつにんじん)という
そうです。
地下の根茎の形状が竹のように所々に節があることから命名された
とのことです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

茎は直立して高さ20~60センチ程で、花が少し咲いていました。
輪生している葉は掌状複葉をしています。
また、一つずつの葉は縁にギザギザがあり、先は尖っています。

花のアップです。↓

長い柄の先に3ミリ程の小さな花が付いています。
開いている花を見ると、淡緑色の花びら5枚と白い雄しべも5本、
見えています。
この小さな花が多く集まり、花全体は球状になっています。

夏に赤く熟すという実も見てみたいものです。

根茎は薬用として、健胃、去痰、解熱などに用いられるそうです。

北海道~九州に分布します。

ウコギ科の植物です。