ハンショウヅル

玄関のセンリョウに花が付いています。
ベランダの剣先咲きのミニバラが濃いピンクの花を二つ
咲かせています。
きのう、コンビニの軒先で、ツバメの幼鳥が何度もすぐそばまで
飛んで来て、楽しませてくれました。

きょうは、数年来会いたい、見たいと想い続けていた「ハンショウヅル」
にやっと出会えたので、お届けしたいと思います。
面の木方面で見つけました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「半鐘蔓」と書きます。
花の形が半鐘(カンカンたたいて火事の知らせに使う小さい釣鐘)に
似ていて、つる性の植物であることから名付けられました。

つる性落葉低木で、他の植物に絡みついて伸び、茎は暗紫色を
帯びることが多いようです。

向かい合って付く葉は先が尖り、縁には粗いギザギザがあり、
3つで1つの葉になります。

花は柄に1個付き、下向きに咲きます。
最初、蕾の状態では淡緑色ですが、だんだんと紫色となり、やがて
口が開いてきますが、開ききっても完全には開かない状態で
少し外に反る感じです。
そして、じつは4枚の花びらのように見えるのは4枚のガク片で、
花びらはないそうです。
ガク片は厚めで、長さ2.5~3センチ程で先は尖り、縁は白い毛に
縁取られています。

そうそう、葉裏は少し白っぽかったです。

なお、花柄の中ほどに小さな苞が1対あります。

ガク片が1枚とれた、こんなのもぶら下がっていました。↓

ピンボケでわかり辛いですが、多数の雄しべが見え、
真ん中の束は雌しべ?かな。
雄しべの葯はとれてしまったのかな?・・。

本州、九州に分布します。

キンポウゲ科 の植物です。