ツクバネ

先日、一週間ぶりにジャケツイバラのあった場所を訪ねたら、
花はもう一輪も無くなっていました。
その後、久々に猿投山に向かいました。
今まで登ったことのないルートで行きました。
普段、運動不足なので結構こたえました(汗)。

きょうは猿投山で出逢った「ツクバネ」をお届けします。
「衝羽根」と書き、実が羽根つきの羽根に似ているので、
名付けられたそうです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さ1~2メートル程の落葉低木です。
枝は多く分枝し、水平、やや垂れ気味です。

長さ3~7センチ程の葉は向かい合って付いており、縁には細かく
浅いギザギザがあり、先端は尾状に尖っています。

葉先に何やら緑のプロペラのようなものが付いています。
これが名の由来のツクバネの羽根か・・。

これは雌花でした。
雌花は枝先に1個つき、4枚の羽根のように見えるのは苞だそうです。

なおも、周囲のツクバネの木を見てまわると、先ほどとは違う花が
付いているのを発見!

小枝の先に淡緑色の4ミリ程の小さな花が付いていました。
また、若い枝は緑色ですが、古い枝は淡い灰白色です。
こちらの花が雄花でした。
木陰で少しボケ気味ですが、反り返った花びらの四角形の花には
ポツポツと白っぽい4個の雄しべが見えます。
隣には蕾の花も付いていました。↓

ツクバネは雌雄異株で、モミ、ツガ林に生える半寄生植物だそうです。

本州(関東地方以西)、四国、九州北部の山地に分布します。

ビャクダン科の植物です。