ガンピ

突然ですが、皆様、今、ハマっているものってありますか?
10年も植物沼にどっぷりハマっている身の私でありますが、
2年程前から「植物男子ベランダー」にも結構ハマっていて、
ほぼ毎回この番組を見ています。
私のお気に入りです(^_^)/~~。

さて、きのうは犬山まで植物行脚(あはは~、ちょっとオーバーね(^m^))
してきました。
きょうは瀬戸や犬山で出逢った「ガンピ」をお届けします。
ガンピは雁皮紙(和紙の一種)の材料です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

アカマツ林の尾根や斜面上部など痩せ地に生育する落葉低木です。

高さ1~2メートルです。

樹皮は灰褐色で光沢があり、サクラの樹皮に似ています。

5月の終わり頃から6月にかけ、枝先に淡黄色の花を付けます。
花びらは退化しており、花のように見えるものはじつはガク
だそうです。
まだ、開いていないガク筒(5/17)↓

ガクは長さ8ミリ程で、先は4裂し、外側に毛が密生しています。

葉は互い違いに付いて、長さ数ミリの短い葉柄があり、
葉の長さ3~4センチのものが多い。

葉は毛深く、両面ともに伏した毛がありビロードのように柔らかい。

本州の静岡県以西、四国、九州の佐賀県までに分布します。

ジンチョウゲ科の植物です。

ツクバネ

先日、一週間ぶりにジャケツイバラのあった場所を訪ねたら、
花はもう一輪も無くなっていました。
その後、久々に猿投山に向かいました。
今まで登ったことのないルートで行きました。
普段、運動不足なので結構こたえました(汗)。

きょうは猿投山で出逢った「ツクバネ」をお届けします。
「衝羽根」と書き、実が羽根つきの羽根に似ているので、
名付けられたそうです。

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高さ1~2メートル程の落葉低木です。
枝は多く分枝し、水平、やや垂れ気味です。

長さ3~7センチ程の葉は向かい合って付いており、縁には細かく
浅いギザギザがあり、先端は尾状に尖っています。

葉先に何やら緑のプロペラのようなものが付いています。
これが名の由来のツクバネの羽根か・・。

これは雌花でした。
雌花は枝先に1個つき、4枚の羽根のように見えるのは苞だそうです。

なおも、周囲のツクバネの木を見てまわると、先ほどとは違う花が
付いているのを発見!

小枝の先に淡緑色の4ミリ程の小さな花が付いていました。
また、若い枝は緑色ですが、古い枝は淡い灰白色です。
こちらの花が雄花でした。
木陰で少しボケ気味ですが、反り返った花びらの四角形の花には
ポツポツと白っぽい4個の雄しべが見えます。
隣には蕾の花も付いていました。↓

ツクバネは雌雄異株で、モミ、ツガ林に生える半寄生植物だそうです。

本州(関東地方以西)、四国、九州北部の山地に分布します。

ビャクダン科の植物です。

ジャケツイバラ

マンションのサツキもだんだん咲いてきました。

きのう3ヶ月半ぶりに、フィールドに出かけることができました(*^^)v。
矢田川の上流を車で走っていたら、黄色の花が目に飛び込んで来ました。
川岸の木に絡まって黄色の美しい花を咲かせていました。
車を停めて黄金色に輝くその花を撮りました。

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ジャケツイバラでした。
「蛇結茨」と書き、枝がもつれながらくねっているさまを、
ヘビがからみ合っている様子に見立てて名付けられたそうです。

つる性の落葉低木で崩壊地や河原等の日当たりの良い所に生えます。

葉は2回偶数羽状複葉です。

はっきりと名前はわかりませんが、いろんな虫が訪れていました。
真ん中あたりに花の雄しべにとまっている虫が見えますが、
ハチの一種かな?↓

それぞれの花が同じくらいの長さの花柄を持ち、多数の花が花軸に
付いている(総状花序)ことが、真上から見るとよく解ります。↓

じつは、5年前のちょうど今頃、安倍川に行った時にもジャケツイバラは
撮ったことがあるのですが、未アップだったようです_(・_.)/ コケッ。

ここに一枚アップしておきます。↓

花びらは5枚で、上側の1枚だけがやや小さく、その花びらの中央には
赤っぽい網目紋があり、雄しべは赤色を帯びています。
そして、枝にはカギ状の鋭い刺があります。

宮城・山形県以南の本州~琉球まで分布します。

マメ科の植物です。

おまけ?:撮りおえたとたん、何やら水辺に同じ黄色の色を持つ
小鳥の姿を発見!
キセキレイでした。
あわててカメラを向けましたが、ふられてしまいました~(^_^;;)。