キリギリス

午後2時頃、マンションのいつもの所でコシアキトンボが回旋していました。
茂みのところでナツアカネ?が飛んでいました。
昨日、階段でキリギリスが飛び跳ねているのを見つけました。
少ししてまた見に行ったら、まだいたので、一晩飼うことにしました。
きょうは「キリギリス」をお届けします。
虫の嫌いな方はスルーしてくださいm(_ _)m

キリギリスの♀のようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

わさび漬けの樽とステンレスのザルを家とし、中に餌として、
キュウリとニンジン、ナスを置きました。
が、しばらくは慣れない様子で、跳んでみたり、ザルの中を動き
まわったり、じっとしたりと落ち着かないようでした。

だいぶ経ち、ニンジンにかじりつく姿が見られましたので、
様子を見て、霧吹きで水をやったりしました。

早朝に確認したら元気でしたが、ニンジンを半分ほどかじっただけで
キュウリやナスは食べた形跡がありません。

野菜ばかりで蛋白質など肉けがゼロだったので、やはり気の毒かと思い、
すぐマンション隣の雑木林に放しました。
ツユクサの咲く草地にもぐるようにして姿を消しました。

びっくりさせてごめんネm(_ _)m。
観察させてくれて有難う(^人^)
お疲れさまでした~、元気でね~♪

ムクノキ

きょうは何年ぶりかに熱田神宮に行きました。
暑かったけれど、玉砂利を踏んで鎮守の森に入ると、
ひんやりしていい気持ちでした。
さすが、神社は都会のオアシスです。
巨大なクスノキはじめ、サカキやカクレミノ、シラカシ、マテバシイ、
イスノキ、クロマツ、クロガネモチ、モチノキ等々ありました。
帰りに駐車場の上にかかった木を見上げると、青い実が付いていました。

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高木でしたが、なんとか一番下の葉を触ることができました。
葉は薄く、ザラついていました。
互い違いに付いた葉の縁にはギザギザがあります。

「ムクノキ」でした。
「椋木」と書きます。

見上げて撮ったので葉裏が写っています。↓

今、緑色の実は10月頃、黒く熟すそうです。
黒くなった実は甘くて美味しいそうで、ムクドリはじめ鳥たちの
ご馳走になるそうです。

関東以南の本州から四国、九州の山地~低地の森林内に自生し、
神社でよく見られます。

ニレ科の落葉高木です。

イヌエンジュ

先日の夜、歩いていたら、道に白い花が落ちていました。
見上げると、見たことのない木の花がいっぱい付いていました。
一枝手折るとソラマメのような臭いがしました。
帰宅して調べたら「イヌエンジュ」でした。
翌朝、撮影に出向きました。

きょうはこの「イヌエンジュ」をお届けします。
「犬槐」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

落葉高木で、この木は10メートル程でした。

樹皮は逆光だったので黒っぽく撮れてしまいましたが、
実際は灰褐色で丸い皮目がありました。

葉は奇数の羽状複葉で互い違いに付いています。
小葉は3~5対で向き合って付いているものがほとんどでしたが、
途中から互い違いに付いているのもありました。

葉柄の基部は膨らんでいます。

葉の裏は毛が密生しており、白っぽく見えます。

ひとつの花は7~10ミリ程の淡黄白色の小さな蝶形花ですが、
これがたくさん集まって付いています。

花は遠目には穂状(すいじょう)に見えますが、じつは総状花序で、
長さ5~15センチ程のものを枝先に3~7個出していました。

撮影している間、たえまなくクマバチ(真ん中の黒っぽいの)や
虫が次々と花を訪問していました。↓

別名をオオエンジュと言うそうです。

北海道、本州(中部地方以北)の山地の林縁や川原、湿地に
自生するそうです。

日本固有種です。

マメ科の植物です。